SF
『テレビブロス』誌8月2日号掲載の『Gのレコンギスタ』に関する富野由悠季インタビューを読んで思ったことなど。 発端のお話は簡単で、生きている間にやれることはやっておかねば、と思ったからです(笑) 『風立ちぬ』には一言も触れてないしアレを見てど…
以下は個人の思い付きであり現実の科学技術用語がどうであるかも、ガンダム用語がどうかも確かめていないです。あらかじめ念のため。 『スターウォーズ』のXウイングでも『ヤマト』のコスモゼロでも、はたまた『グラディウス』のビックバイパーでもいい。宇…
「宇宙戦艦ヤマト1966くらい」が話題になっている。 ヤマト講座の第2回で「ヤマト以前は宇宙船といえばロケットか円盤だった」みたいな話をしたけど、ヤマトでのデザインの変革がなければ、アンドロメダだってこんなんだったかも知れないわけで。ビームも穴…
主題はもちろんサッカーの話なのだが、歴史改変SF的な面白みのある記事。 Jリーグに求められる“創成期の精神” 金子 達仁 | スポーツライター/FC琉球スーパーバイザー 2013年5月14日 12時3分 (略) もしJリーグがなかったら、たとえばソフトバンク・ホー…
昼休みに職場近くの文教堂へ行く。おー、施川ユウキの新刊か。三冊同時発売とは妙に力が入ってるな。なんとかラバトリー(asin:4861768187asin:4861768756)読んで無いんだよなー、とか思いつつ手に取る。 表紙では「カラマーゾフの兄弟」を持った女の子がい…
「戦闘妖精・雪風」映画化の報を聞いてまず頭をよぎったことが、ツイッターで先取りされていて負けた。 ハリウッド版雪風がどうなっても「まぁGONZOのアニメよりはマシだった」とか言うやつがいそうでころすしかない ころされるのはご勘弁だし(笑)、たぶんア…
ツイッターが流行り始めた3年前に考えたことがあって、「まぁでもそのうちマトモな学者が言うだろう」とこのブログにすら書かなかったネタがあります。 ツイートはまさに呟きであり、基本的な性質は文字言語よりも音声言語に近い。「そのとき」に「その場」…
『コミックロリポップ』の「メカニック泥沼セミナー」でひとつよく覚えているのが、「タバコの煙に衝突してアーガマ撃沈!」という話。つまるところ、「アニメに登場する宇宙戦艦ほどの速度だと微小な質量にぶつかっても大ダメージになる」という基本的な話…
覚えてい〜ますか〜 忘れかけてたネタがひとつありました。よく「視線を感じる」なんてことを言う人がいます。仮にそれが本当のことならば、人間の目か、目以外の何かの感覚器はアクティブ系のセンサでなければならない。コウモリは「1・超音波を発して」、…
エレメントハンター 2 (ジャンプコミックス)作者: 中島諭宇樹出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/08/04メディア: コミック クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る地味ながら良作。がっつりとSFしてます。元になったアニメも良作なんですが、そ…
O型が多く刺されるデータはあれど… web R25 8月 3日(火) 10時 5分配信 (略) 「血液型がO型の人は蚊に刺されやすい」とたまに耳にすることがあるが、これって本当なのだろうか? 医療ジャーナリストにして医学博士の森田豊先生に聞いてみた。「そのような研…
ブッカー少佐はわたしをみつめて、少し照れたようにはにかんだ。彼の言葉はFAF語というべき言語だ。英語を基にしているが、形容詞は少なく、省けるものは省いて、簡潔で高速だった。合理的だが非人間的だ。 (『戦闘妖精・雪風』P318) 今週の『Newsweek』誌…
「日本SF精神史」(asin:4309624073)から小ネタをひとつ。押川春浪の『海底軍艦』(1900年)について、以下のような解説がある。 この海底軍艦・電光艇は未来的な流線型のフォルムを有し、鉄艦の装甲をも破壊するドリル(敵艦衝破器)や新式並列旋廻水雷発射機な…
そんなわけで、肩の痛みの原因は頸椎が云々かんぬんとの説明で納得したわけだが、しかしそれが正しいという保証は無いのだ。たとえば整形外科に行くより前に、頭が丸くて白いちっちゃい人が私の前に現れて、田の中勇の声で「その肩の痛みは肩痛小僧のしわざ…
時事ドットコム2008/06/06-18:00 野田昌宏氏死去(テレビプロデューサー、SF作家) 野田 昌宏氏(のだ・まさひろ、本名宏一郎=こういちろう=テレビプロデューサー、SF作家)6日午前6時15分、肺炎のため東京都大田区の病院で死去、74歳。福岡市出…
で、言葉を引くにあたって裏を取るべくスプロールでググってみた。そもそもウィリアム・ギブスン作品は基礎教養として「ニューロマンサー」を読んだだけだし、読んだという事実以外何も覚えてないから、「ええと、あの一連のアレとかアレとかがスプロールだ…
「夏休みのエスパー」、「暦町キンダーガール」に続く、文芸社協力出版本レビュー第3弾。アメーバ人間作者: 井伊大出版社/メーカー: 文芸社発売日: 2007/07/01メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るrakuten:book…
こうして書き留めておかないと、積ん読どころか買ったこと自体忘れそうになるので(久しぶりだな、このパターン)。奇想科学の冒険―近代日本を騒がせた夢想家たち (平凡社新書)作者: 長山靖生出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/06/01メディア: 新書購入: …
夏休みのエスパー作者: 里谷亮出版社/メーカー: 文芸社発売日: 2007/08/01メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るなぜか検索エンジン経由でこのタイトルへのアクセスが多いので(10回そこそこだけど)、予定を変…
ろくろ首の首はなぜ伸びるのか 遊ぶ生物学への招待 (新潮新書)作者: 武村政春出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/12/15メディア: 新書 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る読了。各妖怪の特徴を切り口にして、生物学・生態学の着眼点や考え…
ふだんはコーヒーといえば缶コーヒーなのだが、実家では豆を挽いてのコーヒーをカップで飲んだ。その際、クリームが溶ける様子を見てカオスを思い、そして「プリズマティカリゼーション」が無性にプレイしたくなった。 「サマー/タイム/トラベラー」(ISBN:41…
先日、久々に会った学生時代の友人と「戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)」「グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)」の話をする。そいつは最近になって読んだばかりとのこと、「グッドラック」のラストについて「勝ち目が無いとわかっているのに…
またまた「サマー/タイム/トラベラー1(ISBN:4150307458)」「2(ISBN:4150308039)」についての話題。1巻の感想は7月1日付、2巻の感想は7月23日付、そして「辺里市はどこにあるのか」について8月15日付で書いています。また関連情報として、同書刊行以前に…
地方都市に囚われた、哀れなプリズナーたちの物語『サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)』『サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)』の話題を再び。舞台となる辺里市の地図が、時代を追って何葉も掲載されていることがこの作品の特徴の…
一気に読了。サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)作者: 新城カズマ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/07/21メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 89回この商品を含むブログ (278件) を見るとりあえず、作者の力量に圧倒された、というのが第…
R/C ドラえもん R/C 空とぶドラえもん出版社/メーカー: タイヨー(TAIYO)発売日: 2005/07/23メディア: おもちゃ&ホビー購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (48件) を見る先日、上野の玩具店ヤマシロヤでチラシを見かけて仰天したブツ。 ドラえも…
サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)作者: 新城カズマ,鶴田謙二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/06/16メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 560回この商品を含むブログ (353件) を見る読了。まともな長編小説を読むのも久しぶりだが、実に…
先月、新城カズマ目当てで『SFマガジン』を購入する。買ったのは10年ぶりくらいか。新城カズマ……我らがグランドマスター柳川房彦の新作「アンジー・クレーマーにさよならを」は、ガジェットの設定や百合的な関係の導入など時流を汲みつつも、やはり彼にしか…
『怪奇大作戦 (影丸・中城版) (マンガショップシリーズ (23))』を読んでいて、漫画本編とは関係の無いところで面白かったのが、当時の雑誌記事(少年キング・68年第40号)を小さく掲載したページ。SRI専用車・トータスの図解が載っているのだが、エンジンが…
とある調べもので目を通していた記事に、たまたまイリノイ州ゲイルズバーグの名を見つけた。(上越教育大学米国理解プロジェクト/実践編/まちづくりグループ) 実在の地名というだけでも「へぇ」だったのだが……。 さらに、1895年イギリスで始まったナショ…