ペダンスティカリゼーション

ふだんはコーヒーといえば缶コーヒーなのだが、実家では豆を挽いてのコーヒーをカップで飲んだ。その際、クリームが溶ける様子を見てカオスを思い、そして「プリズマティカリゼーション」が無性にプレイしたくなった。
サマー/タイム/トラベラー」(ISBN:4150307458ISBN:4150308039)について、あまりに衒学的に過ぎるとか「あんな高校生がいるか」とか、つまらないところで引っかかってる人がたくさんいて辟易したのだが(膨大な知識やSF理論が(バレ)結局は全く役に立たないことが あの物語の最大のキモなのに…)、「プリズマティカリゼーション」の世間一般の評価もそんなところだったのかな、と今にして思う。ああいう主人公だからこそ、まるで同じ一日を繰り返しているかのような毎日(ゲームだから実際同じ一日を繰り返す)、未来の見えない不安を抱えた青春が、ボーイ・ミーツ・ガールで明日を迎えられることに意味があると思うのだがな。
なお私は、グーで負けるのが保守的に思える理由とは「『最初に出す率が最も高いのはチョキである』という古い常識にとらわれているかのようだから」だと思っています。必勝を期してグーを出したところが、相手は古い常識の先の、さらに先まで行っていた。だからグーで負けるのは保守的だ、と。