2015-01-01から1年間の記事一覧

『檸檬』の時代の丸善

ドリヤス工場新刊「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」購入。有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)作者: ドリヤス工場出版社/メーカー: リイド社発売日: 2015/09/11メディア: コミックこの商品を含…

古河の町

9月5日土曜日、2015年夏の18きっぷ最後の1回分で古河へ行ってきた。どうせならもっと遠くへと思わなくもないが4回目までで元は取れたので、気楽に行けるところへ。 (冬は例の巨石wを拝みに茅野に行こう。 http://togetter.com/li/870277 http://zurupet…

アニメいろいろ感想(批判多め)

しばらく取り上げてなかったけど今観てるアニメの感想など。 「干物妹!うまるちゃん」 これは普通に面白がっている。サンカクヘッドに対して『週刊少年チャンピオン』連載の「うずらコンビニエンス」で印象を悪くしていたので(http://d.hatena.ne.jp/UnKno…

東京の真ん中

市ヶ谷駅の壁に貼ってあった都バスの路線図をしげしげと眺める。 どこか「真ん中」がずれているような感覚。 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/map/pdf/allmap.pdf ……んー。ディスプレイ上ではよくわからないな。まあいい。 ふだんよく見る都心部の地図…

コミティア113に一般参加

5月5日の113に続いて(http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150505)またコミティアに行ってきた。前回よりも人が多く感じられたけど卓数とか実際どうだったんだろうね(確認しない)。小林源文先生とか三峯徹氏とか、有名人のお姿も拝見できました。話しかけた…

銚子〜犬吠埼

2015年夏の18きっぷは残り2回。今日は予て企てていた犬吠埼行。天気は悪いし、一眼は持ってないし、ちょっと職場に寄った都合で手提げのビジネスバッグを持っていたりと状況はよろしくないが、これで十分楽しめないなら来週また行けばいいと考える。銚子電…

富野アニメと「家系」についての覚書

なんとなく目に入って購入した『僕たちが愛した80年代ロボットアニメ』が思ったより面白かった。僕たちが愛した80年代ロボットアニメ (タツミムック)出版社/メーカー: 辰巳出版発売日: 2015/08/12メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る冒頭、『…

The emperor's final illness

今日、ちょっと気まぐれで明治神宮の宝物殿を見学してきた。目玉の展示品のひとつが、生誕から崩御までの明治天皇の歩みを描いた一連の絵で、これだけで100枚くらいあったかな。画家の名前とか、どういう流派でいつ頃なぜ描かれたかといった解説もあったはず…

夜行列車の存在意義

今年で(ていうか先日発車した列車で)寝台特急「北斗星」が全廃だというので、最後に残った寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗る計画を立てていた。東京発9月18日22時の列車に乗るつもりで、切符が発売される8月18日の12時過ぎに「みどりの窓口」へ行ってみ…

国府津、熱海

18きっぷで1、2回分使う予定が無かったので、何となく電車に乗って出かけた。浦和から上り国府津行きにのってまずは終点まで。 あまりの暑さ、というか日差しの強さに国府津はざっと歩いただけだが、看板建築の現存数の高さにちょっと惹かれる街だった。第…

旅客機内の禁煙ランプ

MXでは今日放映の『うしおととら』、衾(ふすま)に旅客機が襲われる回だった。 話はともかく気になったのがこの描写。 ぽーん♪ 当機は間もなく… というアナウンスとともに座席の前の「シートベルト着用」ランプと「禁煙」ランプが灯るのだが、うーむ、こ…

忠魂碑・忠霊塔#42「結城大本営」

敗戦70年の節目らしいので、私も忠魂碑の写真をupしてみる。いやまあ毎度無関係に上げてるけどね。 砲弾形の「忠魂」の碑。「日露戦役記念」で明治三拾九年四月一日付けで建てられたものだ。70年どころかそもそも太平洋戦争と無関係。 揮毫はおなじみ「(乃…

劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー(バレ無し)

昨日観てきた。びっくりするほど面白かった。いやマジで驚いた。TVシリーズのファンなら必見だし(言われるまでもなく見に行くだろうが)、ファンというほどではないけど取りあえず毎週見てる人(私だ)も色々と感心したり涙を誘われたりするでしょう。色…

死の穢れ

一昨日の帰りがけ、職場の玄関の横にスズメの死体が転がっていた。シャッターが下りたときに挟まれたか、微妙に潰れた、路面に貼りついた感じで、ただし血やその他の体液は流れ出たふうでない死体だった。このまま放っておくと誰かに踏まれそうな位置だし、…

ヴーヅーとは俺のことかとブードゥー言い(字余り)

先日、国会図書館で1956〜1959年の『航空情報』『航空ファン』を読んできた。本来の目的は「人間が乗る最後の戦闘機」F-104の記事で、結構な収穫があったけれどもだからこそ後回し(まとめるのが手間なのだ)、戦闘機の愛称のカタカナ表記について。アメリカ…

何をZERO Fighterと呼んだのか

「誰が『戦時中はゼロ戦とは言わなかった』と言ったのか」シリーズの続き。といっても今回はマトモな調査・考察ではなく、アホウな思い付きです。 【その1】 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150519 【その2】 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150520 【…

与野駅前の特別な松

かつて与野駅前、東口の交差点には大ケヤキが立っていた。 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20100515 ↑2010年5月15日午前撮影、↓16日夕方撮影。 まるで道を塞ぐように立っていたのだが、そこはカン違いしてはいけない。 道のほうが後からできたのだ。 大ケヤ…

ultimate manned fighter が「超すごい」的な「究極」のはずはない

そろそろ[F104]とかタグを作ったほうがいいかもしれない、「最後の有人戦闘機」="ultimate manned fighter"? F-104の話題。とうとう国会図書館まで行ってきたんですが、その話の前にひとつ。我ながら(そして他の連中も)何で今まで気づかなかったんだ? …

『ウルトラQ』と『怪奇大作戦』の間に… 蒸発人間を追う

「蒸発(人間蒸発)」という言葉が広く普及したのはいつか? というシリーズ。 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20130220 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150713 まずそれは1966年から1967年頃で間違いない。この調べ物のふたつの原点は『ウルトラQ』「あ…

砂糖水

昔は清涼飲料水のことを、俗に「ジュース」と呼ばれる物を小バカにして「あんなのは砂糖水だ」なんて言う人がいたが、今時はホントに砂糖水を売っている。サントリー 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ 550ml×24本出版社/メーカー: サントリー発売日: 2015/06…

『まんがタイムきららキャラット』9月号

「Aチャンネル」 表紙に扉絵と妙に肌色率が高いな。 本編は肝だめし話。ユー子とミホというこれまでに無いコンビが目を引く。ひとつのシチュを使って、レギュラー4人+1年生コンビ+鬼頭先生が、それぞれ「らしい」働きをしたのも巧い。 「NEW GAM…

「はじける炭酸!」から「果汁感たっぷり」に

1年前、「はじける炭酸!」というキャッチコピーはどうよ? と取り上げたポンスパークリング。 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20140619 ポンスパークリングに「はじける炭酸!」というキャッチコピーが付いているが、炭酸入りならはじけるのは当たり前で、…

"ultimate manned fighter"なんて最初から無かった

『丸』2014年5月号の記事は無かったことにして(いずれ国会図書館で航空専門誌の1956年3〜6月号あたりを当たってみるから今はご勘弁)、そもそもいつから「最後の有人戦闘機の原文は"ultimate manned fighter"」と言われるようになったのか、を探ってみる。…

F-104は"ultimate manned fighter"と称された、との説はどこまで本当か

雑誌『丸』2014年5月号掲載の記事、「F-104 スターファイターの栄光」を今一度取り上げてみる。 一九五六年二月一六日、この新型機が空軍によりバーバンク工場で初めて記者公開された。およそ二年間にわたる極秘のテストの結果、XF-104に比べるとずっと洗練…

エアカーにはクラッチが無い?

↑上の記事でもうひとつ不思議なのは「クラッチがない」という記述。 かつての陸軍の水陸両用車"ダックス"に似ているが、クラッチがなく地上、あるいは水面上六インチ(約十五センチ)ないし十二インチ(約三十センチ)の高さを走るようになっている。 そらま…

エアカー生産開始を知らせる新聞記事

約1年ぶりで「エアカー」タグの記事です。関連記事はタイトル横のタグをクリックしてね。F-104はいつから「最後の有人戦闘機」と呼ばれていたか? の調べもので1959年(昭和34年)の新聞縮刷版をざっと読んだのですが、そこでたまたま見つけた小さな記事。 …

バルカン砲の数え方

『週刊読売』1963年(昭和38年)6月2日号掲載、「ジェット・パイロット残酷物語」という記事中にあった、F-104Jの解説。 最高時速マッハ2(音速の二倍)、20ミリバルカン砲6基とサイドワインダー(ミサイル)2ないし6発を積載、空対空ロケットの装備も…

日本の半世紀の停滞と進歩

F-104はいつから「最後の有人戦闘機」と呼ばれていたか? の調べもので1962年(昭和37年)の新聞縮刷版をざっと読んだのですが、「現行憲法は有効か」とか「著作権制度を再検討」とか「竹島は日本の領土」とか、最近の新聞と同じような見出しが並んでいて色…

F-104は文字通りの「最後の有人戦闘機」だと思われていた

http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150718 の続き、まずはおさらいから。 1・日本ではF-104は「最後の有人戦闘機」「人が乗る最後の戦闘機」と呼ばれた。 2・それは"ultimate manned fighter"の意訳であるとする説がある。 3・しかしネットで確認できる範…

『ドラえもん』クイズ

Q.アニメ『ドラえもん』で毎回活躍しているひみつ道具は? というネタを今朝の番宣見てて思いついた。 答は白文字で A.ムードもりあげ楽団