砂糖水

昔は清涼飲料水のことを、俗に「ジュース」と呼ばれる物を小バカにして「あんなのは砂糖水だ」なんて言う人がいたが、今時はホントに砂糖水を売っている。

先日ひょいと「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」を買った。これがなんというか、10倍に薄めたカルピスの味がする。そしてがっつり甘い。別に不味いわけではないが、セブンイレブンとかローソンとかで売っている「炭酸水」の「レモン」みたいな、香り付け程度のフレーバーを予想していたから驚いた。

原材料をみれば、やはりというべきか「糖類(砂糖・果糖)」を使用。そしてエネルギーは100mlあたり24kcal。この数字だけだと低カロリーのようだが1本550mlだからトータルで132kcal。並の加糖缶コーヒー185mlよりもハイカロリーだ(100mlあたり40kcalとして74kcal)。

いいんですかね、これ? 道義的に。「南アルプスの天然水」のブランドイメージを引っ張って、まるで「ナチュラルミネラルウォーター」のバリエーションのような売り方をしているけど、その実は清涼飲料水……砂糖水だという。まぁ健康管理に興味のある人は見た目や商品名に惑わされずに成分一覧をチェックするだろうから問題無い気はするけどさ。