『まんがタイムきららキャラット』9月号

「Aチャンネル」
表紙に扉絵と妙に肌色率が高いな。
本編は肝だめし話。ユー子とミホというこれまでに無いコンビが目を引く。ひとつのシチュを使って、レギュラー4人+1年生コンビ+鬼頭先生が、それぞれ「らしい」働きをしたのも巧い。
 
「NEW GAME!」
コアなファン層がどうかは知らんが、私はこういう「お仕事もの」ならではの展開を待っていたのだった。鬱展開を変に引っ張らずに、この回だけで解消したのも好印象。つーか割とふつうにプレイしてみたいぞ、二人がキャラデザしたゲーム。
 
キルミーベイベー
「Aチャンネル」と微妙に被って肝だめしネタ。そして出番は少ないがあぎりさん回(扉絵的に)。忍者とお化け屋敷(ホラー)という取り合わせの妙が光る。
 
「箱入りドロップス」
本家『きらら』からのゲスト。マンガとしては普通に面白いんだけど、なんつーかクルマに興味が無いと「馬のエンブレム」の車のイメージもこんなのになるんだなァとしみじみ。

最低限、「エンジンはどこに載っているのか、何のための開口部か」を意識するだけでももうちょいマトモな車になるよ。
 
はるみねーしょん
ボウリング→ボーリングってネタは鉄板だがそこからよく転がした。予め振っておいたネタに収斂されるオチも綺麗でした。
 
「まちカドまぞく」
前回からの続き。シャミ子の色々と封印された力が戻ってひと段落、というか一巻の終わり(巧いことを言ったつもりか)。
えーと、いちおう説明するとこの回までが単行本第1巻収録分ってことで、今後の展開に向けての種蒔きも色々とあったけど、桃以外の魔法少女の顔見せくらいはあったほうが1巻最後のヒキとして妥当だったのでは、と思う。
 
「こはる日和。」
これまた本家『きらら』からのゲスト。こんな露骨なアヘ顔&快楽落ち連発(マッサージだけどね)のマンガが『きらら』レーベルのマンガにあったんだ、とちょっと驚くがそれだけ。
 
「カスタムメイド!」
前回初登場のアサヒさんのキャラ掘り下げで、久々に隠れオタク趣味ネタ。ていうかマサキ=絶対正義先生は夏の新刊はどうした!? それと、マサキが「姉さんはすぐ覚える分忘れるのも高速」と言っていて、じゃあオマエの「一夜漬け」のほうはどうなのよ? と思ったり。ツッコミというか設定的にそのあたりどう整理されてるのという疑問ね。
 
「ばーどすとらいく!」
「Aちゃん」「キルミー」に続いて、これまた肝だめし回。もっとも、学校のプールに現れるという人魚の正体を確かめるというお話だから、カブった感じはしない。1話目2コマ目に描かれているウートカのイメージの人魚は、ちょっとこれ胸を盛ってませんかね…? せっかの高出力感電装置は時事的にちょっと間が悪かったね…。まぁ、あんまり気にする人はいないとおもうけど。

「アブないおっさん」推論からのネタの掘り下げは可笑しかったものの、人魚の正体というかオチというかは予想の範疇で、ちょっと便利に使い過ぎている感じがする。
 
「おかしな家にさとーちゃん」
「「トルネードよんじ」のえきあ、新作で登場」って煽り文句が付いてるけど、これ「よんじ」以前に描かれて代原用にストックされてた旧作だよね。