先日、国会図書館で1956〜1959年の『航空情報』『航空ファン』を読んできた。本来の目的は「人間が乗る最後の戦闘機」F-104の記事で、結構な収穫があったけれどもだからこそ後回し(まとめるのが手間なのだ)、戦闘機の愛称のカタカナ表記について。
アメリカにF-101 "Voodoo" という戦闘機がありました。その愛称はゾンビでおなじみブードゥー教(ウィキペディアによると「20世紀初頭にハイチを占領したアメリカは、ハリウッド映画などでゾンビを面白おかしく題材にし、ブードゥーのイメージダウンを行った」とか)。
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ところがですね、1956〜1959年の頃だと「ブ」ではなく「ヴ」、「ドゥ」ではなく「ヅ」で、Voodoo は ヴーヅーになっている(あくまで目に付いた範囲だけですが)。
おそらくはこの後の時代で文部省による指導があったり、新聞社や通信社の用字用語の統一が改定されたり(あるいは新たにまとめられたり)で整理が進んだのでしょうが、それがいつかを確かめるほどの興味は無い(苦笑)。
いずれにしても、vu(ヴ)は bu(ブ)と書き分ける一方、duは(ドゥ)でなく(ヅ)だったことがひとつの名前で分かって面白い。
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って、ここで気付いたんだがひょっとして「ヅ」って"du"と発音するのが正しいのでは!!? ダ(dA)行・ウ段で、zu(ズ)と違うのだから。