日本の半世紀の停滞と進歩

F-104はいつから「最後の有人戦闘機」と呼ばれていたか? の調べもので1962年(昭和37年)の新聞縮刷版をざっと読んだのですが、「現行憲法は有効か」とか「著作権制度を再検討」とか「竹島は日本の領土」とか、最近の新聞と同じような見出しが並んでいて色んな意味でウンザリした。半世紀以上の年月を経たというのにまるで進歩していないし、「昔はよかった」わけではもちろんない。

ただしそんな中で、自動車事故対策だけは確実に進歩したといえる。60年代もしくは昭和30年代後半あたりの交通事故多発の状況はかなり深刻だったらしく、今では昔語りにも出てこない「交通殺人」なる言葉がたびたび登場して目を引きました。

ていうか「交通殺人」がこの後さらに悪化して、殺人を通り越して「交通戦争」になるのだね……。

念の為確認したら、やはりというかこの時期既に交通戦争という言葉があったようだけど締めの言葉としてソレっぽいからあえて放置。.