映画

「ゆめのかよいじ」感想、脚本編(バレ)

そんなこんなで昨日から新潟でも上映されている「ゆめのかよいじ」の感想、今度は脚本について。 まず何といっても台詞がいちいちダサい。 ……のはマァいいや。私の好みの問題が大きいし、43の脚本兼監督が今どきの(といっても8年も昔の設定なんだが)高校…

「ゆめのかよいじ」感想、画づくり編(バレ無し・原作比較無し)

原作未読者向けの穏当なのも書く、と言ったけれど誉めるとは言ってないので念のため。一発目はストーリー抜きに映像の印象ですが、これ撮った人はどうも「見たいもの・見せたいもの」の幅が極端に狭いんじゃないかね? というのが率直な感想。でなけりゃとに…

「ゆめのかよいじ」感想(原作ファン対象)Q,andA

つづき↑……というネタを考えたのだがまさかアレの4作目のタイトルがこうだったりはしないよね? ええと、QandAというか「観る前に諦めておくこと」1〜7(1 2 3 4 5 6 7)に書いた予想の「答え合わせ」で原作との相違点をご紹介していきましょう。…

「ゆめのかよいじ」感想(原作ファン対象)破

つづき↑ 梨絵の設定の改変は、物語全体の構造の組み違えでもある。原作だと梨絵=地の精だから、真理が古い物に惹かれることと梨絵と情を交わすこととは等価だった。女の子同士なのも、生々しい関係でないという点で意味があった(少年画報社版の描写はちと…

「ゆめのかよいじ」感想(原作ファン対象)序

えー。後で原作未読者向けの穏当なのも書くから、しばしのお目汚しを許してくださいね。それと、以下相当にボロクソ書いてますが、実際に観てる間は怒り出すほどのものではなかったと予め書いておきます。それでは、まず大野安之の「ゆめのかよいじ」(便宜上…

「ゆめのかよいじ」を観に長岡まで行ってきます

というわけで、予め期待度をゼロまで引き下げたので、ちょっと長岡まで行って映画「ゆめのかよいじ」を観てきます。これまでの「諦めておくこと」(1 2 3 4 5 6 7)を読んで「観る前から何を酷評してるんだ」と思った人もいるでしょうが、それは話が…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその7

【原作者のフォローが無い】 フォローはダブルミーニング。 既に先行上映会は行われ、公開間近だというのに原作者の大野安之はツイッター上で全くといっていいほど触れない。一度、映画化を知ったファンのツイートに返信しただけ、自らツイートすることは無…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその6

【メタルダーネタは無い】 当たり前だ。 大野安之『ゆめのかよいじ』が描かれたのは1988年。なのでいかにも80年代的というか、シリアス基調の作品なのに、コマの隅っこに何の脈絡も必然性も無く「わかる人だけわかればいい」という遊びが混じっている。ほと…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその5

【幻想世界の映像がいいかげん】 ま、こういうのは「日本の実写映画」という時点で当たり前のようにダメだから、今さら諦めるも何もないけどね。 ただ、公式サイトの「プロダクション」を読むと……。 http://yumenokayoiji.jp/production/ カメラを担当した芦…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその4

【男が邪魔】 邪魔でない、かもしれない。が、あらかじめ諦めておくにこしたことはないだろう。原作「ゆめのかよいじ」は、高校生女子と幽霊女子とのラブストーリー。なのでアレンジとして、幽霊女子の対極である生身男子を恋敵に加えて三角関係を成立させる…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその3

【主人公が別人】 「映画「ゆめのかよいじ」公式サイト プロダクション」より。 http://yumenokayoiji.jp/production/ 主人公の宮沢真理(石橋杏奈)はどこにも自分の居場所を見つけることが出来ず、 物事の起因はすべて外からもたらされるものと感じている…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその2

【鉄道の存在が軽い、ていうか多分出ない】 舞台がバスでしか行けない町なんだからしょーがないといえばしょーがない。けど。 昔―― 遠くへ行くのに鉄道しかなかった頃 その線路にたくされた期待は どれほど大きかったことだろう 鉄道だけがはるか遠くの 場所…

「ゆめのかよいじ」を観る前に諦めておくことその1

【木造校舎がメインの舞台ではない】 映画「ゆめのかよいじ」公式ホームページが更新、さらに地方紙で2つ「ゆめのかよいじ」が記事になっているが、それらを読む限り木造校舎の重要度は低い。……というか新聞記事では一言もふれてない。ロケ地は「刈谷田川の…

「ゆめのかよいじ」映画化

まるでツイートしていない私に何故か新規のフォロワー。誰かと思えば「映画「ゆめのかよいじ」 ‏ @yumeno_kayoiji」……!!? 「ゆめのかよいじ」ってあの「ゆめのかよいじ」か? ええ? 今さら映画化? ホントに? 映画「ゆめのかよいじ」公式サイト http://…

「るろうに剣心」

MOVIXのレイトショーで観てきた。まずまず面白かったです。話は原作序盤のエピソード複数の切り貼りで、色々とつながりの悪い所やご都合主義的な展開も目立つけれどマァ許容範囲。また、蒼紫が登場しなかったり、左之助の過去話が全く無かったりで、原作では…

ダークナイトライジング(ネタバレ超酷評)

「ダークナイトライジング」のどこがダメって、まず単純に言ってメインの悪役が「ガスマスクかけたおデブちゃん」で、まるで魅力に乏しいところ。しかもただの怪力キャラだよ。トンズラーひとりのドロンボー一味がザコ部下率いて暴れてるようなもんだ。イカ…

ダークナイトライジング(微バレ)

原作ファンにはわかるように書くと、「要するに『ノーマンズ・ランド』の映画化、ただしおなじみのヴィランたちやレックス・ルーサーやオラクルは登場しないし(ベインとキャットウーマンだけ)、合衆国政府との関わりもほとんど描かれない」。これでどんく…

ダークナイトライジング(バレ無)

拷問のようにつまらなかった。 払ったチケット代より費やした時間が惜しい。 いやもう前作「ダークナイト」と比べたらどうしても見劣りするだろう、とかそういうレベルでないの。 脚本部門ならラジー賞だって狙える。 逆に言うと、これが脚本部門にエントリ…

週刊アスキー2/22号

本楽さんの「う うああん」に誰が萌えずにいられよう!といいたいところだけど、この人たしか30代後半…。「そこがいいんじゃないか!!」というファンも少なくないんだろうが。 さて、本題はある小さなパーツショップのいつもの日常ではなく、樋口真嗣のエッセ…

「カラフル」ネタバレ感想

映画「カラフル」について、書きかけでほかしていた感想が出てきたので仕上げてみる。といっても今さらだし面倒くさいし色々と忘れているので、以前バレなしで書いた(2010年9月11日付)感想をネタバレ版で補足する形にとどめておく。 ストーリーもねえ……。…

映画「カラフル」観た

映画「カラフル」を観てきた。 大スクリーンで玉電の砧線が色付きで動いたことに☆☆☆☆☆! 砧本村駅(風)の完成品ディオラマだってもってるんだぜー、といっても車両は名鉄だけど。 ♪そこにーはただーかぜーが ふいているだけー(インストロメンタル) しかし、…

「スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」

で、殿様が復帰したご祝儀に映画を観てきた。さいたま新都心、9時30分からの初回はほぼ満員でした。まず面白かった。VSシリーズには毎度のことだけど、作品の路線の違いが巧くファイトスタイルやキャラクターに反映されていて。特に走輔と殿様は好対照、とい…