つづき↑
……というネタを考えたのだがまさかアレの４作目のタイトルがこうだったりはしないよね？
ええと、ＱandＡというか「観る前に諦めておくこと」１〜７（１ ２ ３ ４ ５ ６ ７）に書いた予想の「答え合わせ」で原作との相違点をご紹介していきましょう。
１【木造校舎がメインの舞台ではない】 まぁ予想どおりともハズレとも。一応、メインの舞台です。が、外観はほぼ２アングルのみでの撮影、正面側が全く映らないので全容がわからない！ 校舎内も、映るのは「教室」「時計がある廊下」「音楽室」「講堂兼体育館」「そこに続く廊下」くらい。非常にせせこましく（クラスメート以外の生徒がいる気配が無い）、木造校舎の魅力も感じられません。エンドロールに名前が出てくる「旧島田小学校」でググると、正面側もちゃんと原型をとどめているようなのに、なんでこんなことになったんだか。
http://www.loca-niigata.net/manga/categry07/spot10.htm
http://www.tout-le-monde.com/concept/
２【鉄道の存在が軽い、ていうか多分出ない】 はい、全く出番無し。ラストは「田園の真ん中のバス停でバスを待つ」というシチュに改変。それなりに絵になっているけど、「雁木のある家に、つまり市街地に住んでいるのにバス停はこんなとこにあるの？」「雁木があるからには豪雪地帯なのにバス停は吹きさらしのベンチがあるだけ？ 最低でも屋根と壁がある待合室を設けているんじゃないの？」とか、原作とは無関係なツッコミどころが生じている。
３【主人公が別人】 まぁ公式サイトにああ書いてあるくらいで。ただ、「芸術家の父の血を受け継いでいる」設定になっちゃった割に、原作の真理のほうがよほど芸術家肌というか浮世離れしてる気が。
４【男が邪魔】 上に書いたとおり。真理と男とのラブストーリーがメインなので、邪魔ではなく重要な人物なのだが、そもそも「なんだこりゃ？」である。
５【幻想世界の映像がいいかげん】 予想どおり。制作側にはこのあたりはハナッからやる気無さげで結果もそのとおりに。それにしたってヒダマ（人魂）の表現とか、子供の消え方（消えるときの芝居）とか、もうちょっと何とかならんか。
６【メタルダーネタは無い】 だから当たり前だと。「自家用車がヴィッツかフィットであれ、赤いハッチバック車だったら」と書いたが、そもそもあのラストエピソードは丸々カットされたのだった。
７【原作者のフォローが無い】 いやホント、全ての劇場公開終わってからでいいから、ひと言でいいから、映画についてのコメントが欲しいです……。
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