週刊アスキー2/22号

本楽さんの「う うああん」に誰が萌えずにいられよう!といいたいところだけど、この人たしか30代後半…。「そこがいいんじゃないか!!」というファンも少なくないんだろうが。
さて、本題はある小さなパーツショップのいつもの日常ではなく、樋口真嗣のエッセイのほう。「中止しちゃったほうの某有名漫画原作の実写映画」が再起動したという話が冒頭に出てくる。先週は立ち読みだったから確認できないけど、話の流れとしては確か「宇宙戦艦ヤマト」だったはず。昨年末に公開されたキムタクヤマトの興収は「目標には届かないけど赤字は回避できた」レベルと聞いている。「にもかかわらずやるのか」、それとも「だからこそやるのか」…? いかな思惑があるのかと映画への期待とは別のレベルで興味が持たれる(そもそも『ヤマト』ではないという可能性もあるが)。
もうひとつ、樋口監督は「デジタルプロジェクターで試写を観ていると脳幹がしびれてきます」と言う(こっちは「某有名漫画原作の実写映画」でなく「のぼうの城」の話です、念のため)。試写は漫然と観ていられない、問題点をあぶり出して記録し、解決策も考えているので脳はフル回転だ、そこに膨大な量の視覚情報が飛び込んでくるから脳が混乱しているのでは、とか仮説を立てる。さらには、脳が勝手に3Dだと勘違いして視差を作り出しているのでは〜という仮説も出てくる。
いやまぁ私もそういう話は大好きだし、何に付けそういう仮説を立てるクセもありますが……。それは「脳幹がしびれた」のではなく単に「目が疲れた」だけじゃないかと(苦笑)。眼精疲労が頭痛を伴うのは普通だし、その発症機序は監督や挿し絵のあさりよしとおがいうようなものではないはず。
ちなみに御厨は「みくりや」と読む。