高知がまだ2回分、愛媛の話もたぶん5回程度あるけど、とりあえず今日仕事で日帰りで行ってきた長野の話。
長野駅を出て目的地に向かう道すがら、こんなパン屋を見かけた。
なんとなく古そうな看板だなというだけで撮影したのだが…。
「鮮」の魚偏の「灬」が「大」だったり、「高」がハシゴの「郄」で、それだけでも古さを感じる面白い看板なのだが、漢字にはマァこういうこともある。
問題は小さく書かれた「おにぎり」の「に」。「而」由来の変体仮名なのだ。「看板 変体仮名」でざっくり画像検索をかけた範囲では、他に同様の例が見られない程度には珍しい。
「うなぎ」や「てんぷら」ならば、看板に変体仮名を使うのは老舗気取りとわかるのだが、ものはおにぎり、しかも小さな字。どういう事情なのだろう?
夕方。今日は本当に仕事だけのつもりだったのだが、予想より早めに仕事が終わったため、「じゃあ善光寺くらいは行ってみるか」と歩き出す。
そして蒸気機関車に行き当たる。
廃校になった、後町小学校という学校の校庭らしい。
そして善光寺参道。近代建築群も見どころのひとつ。
しかし主役のはずの善光寺はまともに撮ることができなかった。この季節になると4時半でももう暗い。
写真はともかく、うまいことに本堂公開のタイミングに当たって「びんずる尊者」を拝むこともできた。
「日本忠霊殿」なる慰霊施設に向かう途中には、日清戦争の戦死者供養塔があったが、これも巧く撮影できず。
なのにこんなのはそれなりに撮れた。「牛に引かれて」という趣向だろうか、森永が寄贈した乳牛親子像。母牛が善子さん、子牛は光子さん。
善光寺を後にして、長野電鉄の善光寺口駅を目指す。こちらの善光寺東参道にも魅力的な近代建築が見られた。