9月の四国旅行についてのエントリはこちらからどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150922#p1
◆
坂出八幡神社から駅前に戻る。まだ時間に余裕があり、なにも来た道をそのまま戻ることはあるまいと、参道をいったんまっすぐ北に進み、そこから駅のほう（東）へと向かう。これがまた予想外のアタリで、「坂出って古くからにぎわっていた街なんだな」と驚かされた。
参道の正面にあった（元）商店。
これもかつては商店か。
これもおそらく、というかまず間違いなく元商店で……。
軒下には「タケダの総合調味料・いの一番」の看板が３つと「日産自動車取次店」の看板が並ぶ。いったい何のお店だ？ 武田薬品の商品を扱っているといって薬局では無さげで、じゃあ八百屋か雑貨店かと思えばクルマも扱っているという。
いの一番の裏面はタケダのポリライス、そしてプラッシー。時期的に（先日までTOKYO MX2で放映していたので）「怪奇大作戦」を連想してしまう。
軒下に掲げるのは屋号かはたまた表札か。まぁ商店（あるいは宿屋？）として現役には見えないので事実上は表札だろう。
「サンコーパン」という看板を掲げているので、パン屋さんか食料品店か、でなければ八百屋かといったところだが……。
屋根の高い平屋で、あまり商店のようには見えない。
ここからは本通り商店街。「水尾メリヤス」は左右で造りが違っており…。
窓の形状も違うという、一粒で二度おいしい近代建築だった。
高須商会はスクラッチタイルも目を引くがそれ以上に…。
洋風というか石造り風の「うだつ」に驚く。こんなの他所で見たことない。
「讃岐醤油画資料館」。醤油画って醤油で描いた絵!? 開館前で見学できず。
商店街をちょっと外れて、後藤産婦人科医院。このあたりは昼過ぎになってから撮ったものですがわかりにくくなるのでまとめて上げます。
線路沿いに出て、鎌田共済会郷土博物館。
無料で見学可能。
鎌田共済会郷土博物館の隣の、香風園。
ここも入るだけなら無料。建物には時間の都合で近づかなかったため、見学可能なのか有料なのか等は不明。
なんとなく通りすがりの建物。
オマケでＶＯＷ的なのもひとつ。駅前通りの一本横の通りにあった。
「草ムラでウンチさせて下さい
町の真中で困る!!」
って気持ちはわかるが草ムラならいいのか!? ウンチを持ち帰るというマナーが定着していないか、少なくともこの貼り紙の貼り主は知らなかったのでしょうな。
最後のはさておき、画像を上げなかった建物も含めて、坂出の街には魅力的な近代建築が多数残っていてかなりの見応えがあった。こういう、観光資源と扱われていないが端々に近代の面影を残している街、というのはまだまだ各地にあるんでしょうな。あって欲しい。
