『まんがタイムきららキャラット』５月号

「ひだまりスケッチ」休載。まぁ前号の表紙＆巻頭カラーの反動と予想できたこと。代原掲載はこれが４話目の「ゆーま！」で、もやシスのポジションを奪った？　宙ぶらりんな扱いにせず連載化して欲しいところだけど……。

「NEW GAME!」はまた予告なしで２話掲載で、ひょっとしてこのままアニメが終わるまで（９月発売号まで）これが続くのか？　「ひだまり」が休載だから、世代交代というか看板の架け替えの印象が一際強い。
　
「Ａチャンネル」
表紙＆巻頭カラー。表紙はナギとトオルの…どうみてもデート。最近このペアが増えた気がする。本編は４人で夜遊びに行く話。どこに出かけるのか伏せたまま進行するのが面白い。最後は「ちょっといい話」で締めたけど、むしろ「トオルの父親ってどうなってるんだろ？」ってほうが改めて気になってくる。
　
「NEW GAME!」
漫画としての巻頭作品は「Ａチャンネル」だけど、真の巻頭はアニメ「NEW GAME!」のキービジュアル＆青葉の設定画だから、やはり「NEW GAME!」が看板という印象。スタッフを改めてチェックすると、監督にはこれが初監督作品で（コメントを受けて修正→未だ監督作品は少なく）、そこに副監督をつけてるけどこちらのキャリアも監督と同程度で、さすがに不安になる。シリーズ構成（脚本）は志茂文彦で、これがそれなりのベテランだから作品づくりを主導するのでは。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E8%8C%82%E6%96%87%E5%BD%A6
過去の作品に、さほどの悪評を聞くものは無いが「近年は原作物のアニメ化を手掛ける傾向にあるが、原作と異なるストーリー展開にすることが多い」は普通に不安要素だよね…。

閑話休題、マンガ本編一本目はラスボスの女王様のデザインで悩む話。共同で創作していく面白味がよく描かれていて面白いけど、超重要キャラの基本設定とかあらかじめもっと詰めとけよ、と思わなくもない（苦笑）。あと、青葉デザインのほうは今やってる『プリキュア』の映画に出てる子にちょっと似てる。
http://www.precure-allstars.com/character/
http://www.precure-allstars.com/sp/common/images/character/c13_1_main.png
　
「ブレンド・Ｓ」
あれー、男の娘キャラはこういう立ち位置になるのか。私はてっきり「店長→苺香」の関係に割って入ってラブコメの構図自体をかき回すキャラかと思ってた。ていうかこういう役目は美雨さんがいれば十分な気が…。
　
「キルミーベイベー」
定番、あぎりさんの忍者グッズ話。「黒っぽい物が忍者と主張していれば大抵は納得されますよ」はぶっちゃけ過ぎだ(笑)。死亡オチもこのマンガには定番だが、あぎりさん含めた３人でというのはちょっと珍しいかも。
　
「ゆーま！」
四話目。ＱＲコードは読み取れなかった。類人猿ＵＭＡ以外のオカルト現象の充実たるや。相変わらずのナンセンスで面白い。類人猿ＵＭＡはホントは研究部の面々と仲良くしたかったというオチも悪くないけれど、その動機付けがイマイチ不明瞭かも？　手芸部の高橋さんは別人だとサラッと明かしたのは意外だった。
　
「まちカドまぞく」
百合物と意識してなかったけれど、なんかもうシャミ子はこれ、生活力の無い恋人に甲斐甲斐しく尽くす通い妻にしか見えないんですがこれ。桃は桃で、調略して籠絡して〜って解釈は「そんなに違ってない」って認めてるし（そこの解釈のことか？）。危機管理フォームの写真は、みかん初登場回で撮ったのか？　それにしても「いつの間に!?」な感じではある（笑）。
　
「黒髪巫女とマリアウィッチ」
３話目で新キャラ投入して、これで終わったら問題の気がする連載決定。これまで主人公２人（プラス今回１人）で閉じた関係に終始していたのが、連載化で今後どう話を膨らませるかがポイントか。
　
「ばーどすとらいく！」最終回
センターカラーで最終回。ヘロン参謀長の大雑把な扱いがやはり残念だが、それ以外は文句無しの幕引きだった。前回クルが正体を明かさなかったことが、今回の「再会」をひときわ感慨深いものにしていると思う。そして（お約束とはいえ）衝撃的な悲劇から大団円へ。……まさかアレが伏線だったとは（笑・途中から読み始めた人は「なんだコレ？」と思ってそうだけど）。気持ちよく「やられた！」って感じです。
まぁ、最終回としては文句無しなのであって、連載そのものはもうちょい続けて欲しかったと言う気持ちは正直ありますが、終わってしまった以上はもず先生の次回作に期待します、というべきなのでしょう。

ばーどすとらいく! (2) (まんがタイムKRコミックス)

その前に単行本２巻か。