近い将来必ず話題作になるので今のうちから買っておけ、と言い続けてきた(あれ?言ってなかった?)「まちカドまぞく」の1巻が本日発売されました。
- 作者: 伊藤いづも
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2015/11/27
- メディア: コミック
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けれども、既に熱心なファンが少なからずいるのはそれだけが理由ではありません。とにかく情報量が膨大かつ緻密なんです、このマンガ。笑いを誘う小ネタが端々に散りばめられている…というだけでなく、表立っては断片的にしか出てこないシリアス要素を深読みする余地も大きい。特に桃の過去はそれだけで30分枠のアニメ1クール分は軽く妄想できます。これが実にマニア殺しで、2ch(って私はほとんど見てないけど)などの掲示板はいきおい小ネタ発見報告と「解釈」で盛り上がることになります。
そういう奥行きの深さが魅力なんですが、さはされど「そこらへんの細かな情報をスルーしても普通に面白い」んですわ。スルーというか、そもそも細かなネタや伏線に全く気付かなくても面白いんです。
このマンガの何が凄いかって、「奥行きが深いが間口も広い」んです。だからこそ私は「自信を持って万人におすすめできる」とまで言うのです(あれ?言ってなかった?)