埼玉自動車大学校オートジャンボリー2015

全然知らなかったんですが、我が家からそう遠くない場所にある(つっても電車代は結構かかる)埼玉自動車大学校で、学園祭的なイベントである「オートジャンボリー」が開催されているというので行ってみた。
念のため言っておくと、教習所(自動車学校)ではなく整備士とかを育成する教育機関。学園祭的といっても、教材として使用されているカットモデルや学生たちが手掛けたカスタムカーはもちろんのこと、近隣のカーディーラーやパーツショップ、埼玉県警、自衛隊まで車両等々を出展している大規模なイベントでした。

校門を越えてアプローチからいきなりコレだ! トヨタ86が4台、スバルBRZが4台。これは大学校所有の教材的な車だったかな。


グッドスマイルレーシングチームのミク車、おなじみBMW Z4の2011年車(優勝車)とFIAフォーミュラ4カテゴリのF110。

陸上自衛隊、んー、大宮駐屯地だったかな? の軽装甲機動車

シボレーカマロの、これはまだ現行型だったっけ? まぁバンブルビーです。この車は大学校の教材で、

本校ではこの車両を使用して校外走行試運転を行います。2年次に履修する「定期点検整備実習」という科目において、自らの手で整備・点検した車両を試運転するという授業です。
本校を出発し、江の島、湯河原、箱根、富士山を経て350kmを走破!

楽しそうだな! ていうかそこまでのロングドライブを、それもアメリカ製のオープンカーでやる必要があるんかい。
こんな調子で写真を上げていくとキリが無いのでここからはざっくりとヒストリックカー中心でいきます。

グラウンドには総勢……何台だろう……えーと、数えきれないほどのヒストリックカー。


A型フォードというガチでヒストリックというか漢字で歴史的と書くべき車だの、戦後日本の自動車産業の黎明期を代表する日産オースチンA40だのから始まって……。

マツダコスモスポーツロータスユアラップとスーパーカーブームを思い出させる車もあれば……。

スーパーカーというより珍車というべきデロリアンDMC12もいた。

他所の博物館で間近に見たことは何度かあるのですが、エンジンを拝んだのは初めて。

ラリー仕様の三菱コルトギャランとトヨタセリカ


BMWイセッタ。このイセッタは3輪ですが……。

屋内には4輪タイプがあった。同じ車種で3輪型と4輪型があるのって、ほかにあるのかな。(後で確認したら、このBMW600は4輪イセッタとはまた別の車でした)

そして3輪といえばこんな妖怪か付喪神みたいな車も。みずしまTM5型。屋根こそ付いているものの、運転席はエンジンの上に跨るスタイルで、ハンドルは丸でなくバーハンドル。つまりほぼオートバイ。ああなるほど、オートバイ=オート・バイシクル=オート二輪車に対してこれはオート三輪だ、という妙な納得感があった。

これまでナンバーはモザイク加工してきましたが、これは見せなきゃかえってオーナーに失礼でしょう。ロータスセブン。そうそう、これをはじめとして、やはりというか品川ナンバーの車が多かったのですが、結構な数の車が埼玉県下のナンバーだったのも興味深い。

といいつつ他県ナンバーの1968年式のプリンスクリッパー。「茨 4」、ひとケタの「4」ということはこれまで車検を切らしてこなかった!?

スバルアルシオーネ。元々微妙に腰高なスタイルなんですが、それを逆に誇張するような足回りのカスタマイズが面白い。

そのアルシオーネのベースになったレオーネ。……真ん中のクーペRX/IIはかなり趣味的な車だし、スバル初のフルタイム4WDという点において相当に歴史的な車なんですが、手前のは特に趣味性のない普通のファミリーセダンのような……。まぁそれをここまでピカピカの状態で、現役で走らせていることこそが趣味だとも言えましょう。

もういっちょスバル車。オーナーミーティングでもないのにスバル1000(とff-1)が6台も並んでました。