パトレイバーTNG第4章・ネタバレ

最終日なんで新宿に寄って観てきた。第3章を観て、どの程度期待していいか(諦めていいか)解かっていたからマァこんなものか、というレベル。それにしてもやっぱり1500円でもまだ高い。以下、文句しか書かないけど「観ている間はそれなりに楽しかった」とも書いておく。

「大怪獣現る」。ガッパの正体はなんとクラゲでした〜でオチのようになってるけど普通の構成なら「クラゲだからどうするか」で、そこからがクライマックスじゃねえの? まさかクラゲってアイデアだけでオチになると思ったの? それ予想の範疇っていうか香貫花っぽい人の予想図で大体合ってたやん。「ガッパの正体は物語の主題でない」と言うなら、ガッパを撃退しちゃった後の市長その他の関係者の姿を描かないと話に決着付かないよね? 2話分約2時間あったんだから「尺が足りない」って言い訳はできないよね?
 
「タイムドカン」。犯人の「爆弾魔」が劣化帆場。劣化し過ぎ。良くも悪くも怪奇大作戦の「かまいたち」の犯人っぽい(鴻上尚史は好演だったけれど)。最後まで正体も動機も解からないのはいいとしても(あんまりよかないが)、それでもせめて「なぜあの場所にあのような形で爆弾を仕掛けることができたのか」には説得力ある理由を付けなきゃいかんでしょ。あと、評価は別としても、香貫花っぽい人が実質的に主役でいいんかと思ってしまう。
 
そんなこんなで。「観ている間はそれなりに楽しかった」というのはウソでないけど1500円の価値は無いんで第5章以降はパスします。