プレミアというには実にビミョーに値上がりしている「イカ娘」17巻、オリジナルビデオアニメ付限定版の感想。ていうかアニメの感想。公式発売日は月曜ですが実は先週の金曜にフラゲしてたりします。
侵略!イカ娘 17 オリジナルビデオアニメ(Blu-ray)付限定版 (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 安部真弘
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/09/08
- メディア: コミック
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人件費削減というわけではないでしょうが監督・総監督が不在(見返したら去年のもそうだった)。水島努、山本靖貴はノータッチで、三沢伸、森脇真琴、稲垣隆行というこれまで多分「イカ娘」に関わっていなかった面々が絵コンテ・演出を手掛けています。脚本は変わらず横手美智子。
「助っ人じゃなイカ?」(三沢伸)
原作第252話(14巻)+第259話(14巻)。偽イカ娘3号を引き連れて南風の親父がれもんの手伝いに来る話。南風の親父は野太い声で力強く不条理な発言をするだけで可笑しいからズルい。野良犬の登場が唐突で前半・後半がうまくつながっていない感じはする。
「バレなイカ?」(森脇真琴)
原作第204話(11巻)+第267話(15巻)。イカ娘と清美が早苗の家に遊びに行く話。概ね早苗だけの話で伊藤かな恵の好演が光る。早苗が浮いたり沈んだり取り繕ったり開き直ったり投げちゃったり笑ったり澄ましたりでウケるんです〜何これありすぎ楽しすぎ(←中の人つながりでちょい懐アニソン)。
「警察官じゃなイカ?」(稲垣隆行)
原作第275話(15巻)+第281話(15巻)。婦警さん(古川蛍子)登場回+水着回。この回は正直イマイチ。せっかくの婦警さんアニメデビューなのに、原作とイメージが違いすぎる。たれ眉がチャームポイント(当人には悩み)なのに、まるで警官のような険しい表情続きだったり、好キャスティングと思っていた福圓美里も声を低めにしていて、全体的にドジっ娘感が弱い。どうも「割とちゃんとした警官」キャラに仕立てたいようだが、何故そうなる?(多分「レギュラーキャラは不審者ばかり」という導入だからそれとの対照が成り立つようにしたんだろうが、ファンにしか観る機会がないアニメなんだからきちんと原作に沿ったキャラ設計にするべきでしょ) あとおっぱいがいちいちボヨンボヨン鳴るのがうるせぇ。なんだこのセンス。