「侵略!イカ娘」最終回

良い最終回でしただわ。
イカの能力失ってるのに海に帰ったら、回復どころか生きていくことさえままならないだろ、というツッコミどころはスルーだわ。
それと田辺梢、三バカの台詞もあって原作に比べて格段に正体がわかりやすくなったのに(原作は描写不足でわかりにくいと編集部も思ったらしく、雑誌掲載時はわざわざ「まさか……タコむ……!?」と最後のハシラでフォローしていた)、髪の色のために一見して偽イカ娘と区別が付かない、というのは間の抜けた話だわ。
語尾が変わる(変えちゃう)とか、原作ではやってないのに「らしい」アイデアで、アニメスタッフはちゃんとイカ娘を消化してるなあと感心するだわ。
原作での解決策をサラっと流して、栄子の危機と救出をクライマックスに持ってくるあたりも、ベタな展開だけど堅実だわ。エンディングの最後の最後に振り向いて駆けてくるところで不意に目頭が熱くなったのだわ。「だわ」でなく「のだわ」だと途端に真紅なのだわ。どーでもいいだわ。いいかげんこの語尾やめるだわ。
終わってみれば『イカ娘』、ネット流行語大賞で「〜イカ? 〜ゲソ」が銅賞になるなど、放映前の期待感からすれば大化けした作品だといえるでしょう。そうした話題性がセールスにどれくらい反映されるかはこれからの話ですが、このスタッフならばアニメオリジナル話も安心でしょうし、第二期の放映を期待したいところです。