プリパラ#18、19ついでにDVD#2

届いた。ってもう先週の金曜のことだけど。

第3、4、5話の3話収録。1巻(の第2話)ラストで衝撃の事実が明かされて以来、「一体どういうこと!?」と半月ヤキモキしていた人も多いでしょう(多分いない。有料だけどニコ動の配信だってあるんだし)。
 
#18「レオナ、全力ダッシュなの!」
で。そのみれぃの前例があるからか、TV本放送のほうではレオナの衝撃の事実について、もう一段ヒネったサプライズを仕掛けてきた。
(このサブタイトルだし、レオナの性別が判明するんだろうな。つーかやっぱり男の娘なんだろ…う……な!!?)
えっ! こんなあっさりバラすの!?
という衝撃である。だって12話の初登場以来ずっと女の子の格好で、双子のドロシー(こっちはこっちで僕っ娘だったり)より色気があるとまで言われて、アニメ本編のみに限れば性別に疑問を挟む余地なんて無かったのに、この回になってアバンタイトルでいきなり男子の制服姿で登場ですよ。隠してるわけでもない。もっとも、女児をはじめとした非オタ視聴者にはちゃんと衝撃の事実だったはずで、何というかすげぇアニメだなつくづく。

そして本編始まって1分でレギュラー陣は全員納得。3分でクラスメートも納得。以後、男であることは全く問題にされなかった。何というかすげぇアニメだなつくづく。

ただまぁ、このまま誰も気にしないようでは一回きりのサプライズのための無意味な設定で終わってしまうので、いずれまたクローズアップされるものと期待します。

ちなみに、オタ層の間でささやかれていた「男の娘」説の有力な根拠は「まつ毛が無い」なんですね。おっぱいとか股間とか長髪とかでなく、女性であることの記号としてのまつ毛を利用して、男であることを暗示したというのはアニメ史上初かも? ていうか「まつ毛が描かれていないから男」というのは日本以外でも通じるのかな?(日本でも通じない層はいそうだが)。

って、ここまで本編始まって3分くらいまでの話だよ! えーと本筋は、優柔不断なレオナがそふぃさんのアドバイスを得て一人で新しいメイキングドラマを作る、という話だった。そふぃさんを魅力的に描かれると「俺タワー」に再エントリーして曲尺ちゃんを育てたくなるな。って、そうじゃなくて主役はレオナ。優柔不断というよりは周りの人を立てる性格だと明らかになったから、双子の関係についてもいずれお約束どおり、実はレオナがドロシーに依存しているのではなく……という話をやりそう。
 
#19「みれぃとクマ、運命の出会いぷりクマ!」
というわけで18話はレオナ考案のメイキングドラマのおかげかドレッシングパフェがソラミに勝って幕、だったのだが、19話は全くそれを引っ張らないのであった。うーん、ソラミの側のライバル意識に火がついて〜みたいな展開を期待していたんだがなぁ。思えば、前々回でらぁらと邂逅を果たしたファルルがこの2回は全く放置されているし(観客席で見ているワンカットくらいは入れてもいいんじゃないのと思う)、各回の連続性がいまひとつ綺麗でないね。

本筋はサブタイどおり、みれぃとクマが出会ったばかりの頃の話。小学生みれぃがロリロリっと描かれていたけど、いくら育ち盛りとはいえわずか1年前なのにちょっと幼過ぎる感じ。ともあれその頃は生徒会長だったのね。だったら中学1年生で風紀委員長を務めていることも納得? そしてプリパラでは今と同じポップなキャラに。つまり小学生の時点でもう、ふだんの真面目な自分とはギャップのあるアイドルとしてのキャラを作っていたという……。どんだけ計算してるんだこの娘。

計算づく&キツめのキャラは小学生の時分からで、そのために仲間が離れていってしまうというお話に。一部のファンはこのあたりの描写から「らぁらは運命的なパートナーだったんだね」という解釈をしてますが、これもDVD第2巻に収録されている第3話を改めて観てみると(ステマasin:B00MGG7JMI )らぁらに対しても同様に厳しいというか、ここらへんはキャラがブレてないんだよね。

そしてみれぃJSは第6話で登場したクマのぬいぐるみとも出会う、と。本当にクマとは別物のぬいぐるみなのが微妙に意外。まぁ「今はこういう柔らかいのが人気があるんですよ」という設定が本題と巧くつながっていたからOKだ。ちなみにこのぬいぐるみ、DVD2巻のアニミュウモ特典アナザージャケットにも描かれています。