週末に静岡行

さんざん迷ったが「石見よりは近い!」という判断で、今度の土曜日に静岡まで出かけることにした。
目的はこれ。「美少女の美術史」。
http://bishojo.info/

「美少女」は、美術、漫画、アニメ、映画、文学、芸能など様々な分野に登場する、現代日本文化における特徴的なモチーフです。

「少女」という概念が一般に定着したのは、近代的な学校制度の整備により女学生という身分が生まれ、また出版文化の発達によって少女雑誌文化が花開いた 20 世紀初頭とされています。

しかしこれ以前にも「少女」にあたる若い女性は美術に表現されていました。

本展覧会は、「美人図」が盛んに制作された江戸時代から、「少女」が誕生した近代を経て、「美少女」が日々メディアをにぎわす現代にいたるまでの様々な少女のイメージを探索し、私たち日本人が少女という存在に何を求めてきたかを振り返るものです。

出品作品は江戸の花ともいうべき浮世絵から、近代に隆盛した美人画、少女たちの心をとらえた叙情画、さらには戦後文化を象徴する漫画やアニメ、フィギュアといったキャラクター文化、そして現代社会における少女イメージを表したアート作品まで、多岐にわたるラインナップとなっています。この展覧会が、鑑賞される皆様に様々な時代、分野の文化に触れる機会となることを願っております。

展示ももちろん気になるが、インスタレーション代わりで制作したアニメが……。
http://bishojo.info/animation/
太宰治の「女生徒」と聞いたら、やはり行かずにはいられないのであった。
2007年2月24日付「太宰治は眼鏡っ娘に逆萌えだった」
静岡だ石見だ、インスタレーション代わりにアニメだと言えば思い出す人も……まぁいないだろうがこの企画展、「「ロボットと美術 ——機械×身体のビジュアルイメージ——」展(2010 年)を開催した3つの美術館の学芸員が再び結集し、同様のコンセプトで企画したものです」。
2010年9月28日付「静岡県立美術館「ロボットと美術展」
あのときはタイミングよく東静岡で1/1ガンダムの展示があったからさほど悩まず行くことを決めたが、今回はそういうのが無いため、行くか行くまいか迷っていたのであった。
しかし、調べてみれば清水だがフェルケール博物館(フェルメールに非ず)で「空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語」なんて面白そうな企画展をやっていたり……。
http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/exhibition/index.html#141018
ヴォーリズ設計の「旧マッケンジー邸」で展覧会があったり……。
http://www.city.shizuoka.jp/000169282.pdf
もういっちょ、静岡市文化財資料館でも「「昭和・静岡」写真展」なんて面白そうな企画展をやっていたり……。
http://www.city.shizuoka.jp/000672628.pdf
色々と見るべきものがある。どうやら朝の5時半に出て、夜の9時に帰ってくる強行日帰りになりそうだ。……いやまあ新幹線使ったり泊まったりすりゃいいんだけどさ。そこまでお金はかけらんない気分というかなんというか。