8月に買った漫画

9月も終わりだというのに今さらだけど。

「しくしくしくし」1巻。
「ごきチャ」作者による、ちょっと泣き虫な神様の話。泣き虫といっても鈴虫やコオロギではない。何の説明が無くてもスッと読者の頭に入ってくる「ごきチャ」に比べると、色々と設定を盛り込み過ぎな感じがするけど佳作です。
あやかし古書庫と少女の魅宝 第1巻 (IDコミックス REXコミックス)

あやかし古書庫と少女の魅宝 第1巻 (IDコミックス REXコミックス)

あやかし古書庫と少女の魅宝」1巻。
水木しげるの画風を真似たパロディで知られるドリヤス工場の、これはオリジナル作品。厨弐病的な能力バトルが水木サンの画風で展開される。作者本人が気にかけているとおり、どうしても出オチ感はあるものの、能力のアイデアや登場人物の配置はそれなりにヒネリがあって退屈しない。
ただ、本家の「鬼太郎」はストーリー展開のムチャクチャさも魅力なので、比べるとかなりおとなしくまとまっている感じ。ストーリー面で貸本マンガのノリを現代に蘇らせた作品てのはないもんかね。
超速変形ジャイロゼッター 1 (ジャンプコミックス)

超速変形ジャイロゼッター 1 (ジャンプコミックス)

「ジャイロゼッター」1巻の感想は8月8日付で。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20120808
マンガも玩具もゼツボー的な出来だし、ゲームは個人的にはもう飽きたんだけど、アニメは高松信司監督久々のロボットものなので期待しています。
ビーストサーガ 1 (ジャンプコミックス)

ビーストサーガ 1 (ジャンプコミックス)

「ビーストサーガ」1巻の感想も8月8日付。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20120808
ここに貼った画像に対する評価としてのスターが(皆様ありがとうございます)、ジャイロゼッターのほうに付いてしまっていて、ここらへんのシステムはもうちょっとわかりやすくできないかと思う。
ついでに玩具のレビューは以下。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20120925
これもアニメはそれなりに楽しみです。
侵略!イカ娘 12 (少年チャンピオン・コミックス)

侵略!イカ娘 12 (少年チャンピオン・コミックス)

イカ娘」12巻はDVD付もありましたが通常版を購入。この巻は鮎美の「人と話すのが苦手」という基本設定の、あさっての方向への掘り下げがお気に入り。「人外相手なら大丈夫」って、そんなムチャな。「はじミク」は2巻になってもタイトルは「むかしむかしのきょうのぼく」のまま。いや、変えられても困るけどさ。
ブアイソウ顔のミクとトボけた町の住人達のマンガだと思っているので、他のボーカロイドがフィーチャーされるとなんだか普通のボカロ4コマっぽいような。まぁルカの「北アルプスの山々」を覆うボーダーシャツを描きたい気持ちはわかる。
各4コマの下に、おそらくは編集者によるネタ解説が入るのだが、「やる前から負けること考えるバカがいるかよ!!」にふれてないのは、ひょっとして元ネタを知らないのかも(アントニオ猪木ね。私も「プロレスファン列伝asin:4944099703でしか知らないけど)。
コミック星新一☆親しげな悪魔

コミック星新一☆親しげな悪魔

星新一原作のアンソロジー3冊目。既刊の「午後の恐竜」や「空への門」には正直、2本3本はハズレがあったんですが、この「親しげな悪魔」はハズレ無し! 知っている名前は石黒正数道満晴明だけで、読む前は少々不安だったのですが、「星新一ショートショートが原作」という緩やかな制約の下で、漫画家それぞれの個性がいい感じにぶつかり合ってます。カネヒラのマンガが面白かったためしはないんだから、間違っても買ってはいけなかった。たとえでなくマジで読むに耐えない。下品だからとかドぎついからとかいう理由ではない。ただ純粋に、あまりにもつまらな過ぎて挫折した。ギャグマンガで10分の1も読まずに閉じてしまったのはたぶん初めてだ。
なんつーか、鮮度の低い小ネタを何のひねりもなくただ並べていくだけなの。並のギャグマンガなら、「ボケ役が脈絡無く口走って「それ今言うことかよ!」で流されておしまい」程度の小ネタ、それだけを延々と繰り出していく。なかば読者投稿コーナーだったという点を割り引いても、これはお話にならない。よくも単行本が出るまで続いたなぁと少々驚く。
ゆるめいつ ?【特装版】 (バンブーコミックス)

ゆるめいつ ?【特装版】 (バンブーコミックス)

♪ダメじゃないさ〜 と「ゆるめいつ」4巻はDVD付のほうを購入。冊子にはオープニングに登場する合体ロボの設定画が掲載されているので、腕に覚えのある人は作ってみてください。TV未放映の「夏休みメゾンドウィッシュレポート」は、原作の「ゆるいいきもののひみつの巻」もこの4巻に収録されているので、見比べる楽しみもあります。