最近買った漫画

なんかもう色々と片付かないのでとりあえずタイトルを列挙していく。

第1話から対ハカイオー戦まではほぼアニメのままで、えらくゆっくりしているなと思ってたら、オリジナルエピソードを一本挟んでいきなり海道邸突入エピソードになった。2巻はアルテミス開会から始まります。イノベーターの脅威がイマイチ伝わってこないとか、超ダイジェスト展開故のわかりにくさもありますが、このくらいのテンポのほうがかえっていいのかも。漫画版のみに登場するデクーバリエーションあたりがロボオタ的には見所でしょうか。連載中にも感想を書いたけど、「ダメ過ぎるぜ手塚治虫!」と「さすが神様だぜ手塚治虫!」の振幅の演出が巧妙。手塚治虫を材に取れば何だって面白い話になるよな、などと思ってしまいそうですが、構成力というか漫画の演出力も高く評価できます。
ヘタッピマンガ研究所R (ジャンプコミックス)

ヘタッピマンガ研究所R (ジャンプコミックス)

割と実用的なノウハウ集ですが、河下水希松井優征島袋光年、そして冨樫義博のインタビュー集としての面白さも大きいので、自身で描かなくとも漫画好きならば一読の価値アリ。
リューシカ・リューシカ(2) (ガンガンコミックスONLINE)

リューシカ・リューシカ(2) (ガンガンコミックスONLINE)

ノリは一巻と変わらず。チョコミントこえぇ。
ふらり。 (KCデラックス モーニング)

ふらり。 (KCデラックス モーニング)

伊能忠敬っぽい人があっちこっちと江戸を歩く。丁寧な筆致で、当時の江戸の風俗を描き出した作品。ドラマ性には欠けるものの、猫や亀に乗り移った視点で街中を描くなど、大胆な漫画的描写もあって目を引きます。「仏芸術文化勲章」授賞作だとか。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)

岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)

フランス絡みでもう一冊。ルーブルに招かれて描かれた記念碑的な作品ですが、ストーリー、作画とも、良くも悪くもいつもどおりの荒木飛呂彦作品でした。非常に手が込んでいるので、分析的に丁寧に読んでいけば得るものも相応にあると思いますが。
妖怪HUNTER (BUNCH COMICS)

妖怪HUNTER (BUNCH COMICS)

ぼんぼり祭り、湯涌で再現 アニメの世界現実に
石川の温泉街などを舞台にしたアニメ「花咲くいろは」で描かれている「ぼんぼり祭り 」が、金沢市湯涌温泉で再現される。同温泉観光協会が、「金沢の奥座敷」を彩る新たな 祭事として企画した。7月23日は、浅野川水害からの復興3周年を記念してぼんぼりの 点灯式を行う。同協会は季節の風物詩として定着を図り、観光誘客につなげる考えだ。

 「花咲くいろは」は南砺市ピーエーワークスが制作。主人公が働く温泉「湯乃鷺温泉 」は湯涌温泉をモデルにしている。「ぼんぼり祭り」は劇中、神無月に出雲へ帰る女の子 の道しるべとして、ぼんぼりに願い事を書いた札を下げ、送り出す祭りとして登場する。

 「湯涌ぼんぼり祭り」は湯涌稲荷神社を会場に、境内と参道に約30基のぼんぼりを設 置。願い事を書き込む「のぞみ札」を掛けるスタンドも設ける。23日は点灯式と来場者 ののぞみ札を奉納、本祭は10月9日の予定だ。

 ぼんぼり祭りは、水害復興3周年記念イベント(北國新聞社特別協力)の一環で行われ 、アニメの製作委員会「花いろ旅館組合」が協力する。同協会は「幅広い客層に楽しんで もらえるよう湯涌の新しい祭りとして育てていきたい」としている。

 復興記念イベントではこのほか、県いけ花新進会によるいけ花オブジェの展示や御供田 幸子さんによるチャリティーショーをはじめ、日本のアートアニメーションの大御所であ る久里洋二ひこねのりお古川タクの3氏による討論会などを計画している。
 
富山新聞 【7月2日03時31分更新】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110702102.htm

……というニュースを聞いたときに連想したのが「妖怪ハンター」の「闇の客人」の回だったのだが、どういう偶然か、その直後に購入した井上淳哉作画のリメイク版が「闇の客人」だった。稗田礼次郎が女顔の優男になっているのがちょっと可笑しいですが、作画もストーリーのアレンジも良好。
ただし、細かいところにこだわる作画のくせに、鉄道には微塵も興味が無いのが伝わってきて悲しい(電化区間なのに特急車両が気動車、それもこの漫画の舞台にはなり得ない北海道の車両)。

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

北海道といえば、広大な敷地を誇る農業高校を舞台にしたこの作品も単行本になりました。「巧い人は何を描かせても巧い」という当たり前の事実に、しかし圧倒されます。「自分探し」的な青春もののストーリーを基調としつつ、綺麗事を言っていられない畜産の現場の「生と死」というテーマを織り込み、しかしコメディとして気楽に読めるという良作。
パロディ要素もチラホラあるのですが、にもかかわらずトラクターに乗ったときに「お前に生命を吹き込んでやる!!」をやらなかったのはちょっとさびしい。当然とはいえサンデー作家とは言い難いんだよな。
D-LIVE!! 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

D-LIVE!! 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

ってまぁ、私もまだ買ってないんですが。援竜の話は3巻に載ってるのかな。そのうちそろえます。
保健室の死神 9 (ジャンプコミックス)

保健室の死神 9 (ジャンプコミックス)

うーん。アシタバくんの活躍とか、こういう漫画としてよく描けていると思うのですが、バトルものとしては真面目過ぎて中途半端だし、第一私がこの漫画に求めているのは1話完結ものやコメディなんだよーと。結局SICKs編のまま、コメディに戻ることなく終わってしまったのが残念(次の10巻で完結)。
デジモンクロスウォーズ 2 (ジャンプコミックス)

デジモンクロスウォーズ 2 (ジャンプコミックス)

アニメの「デジモンクロスウォーズ」は嫌いじゃないんですが、出来不出来でいったら「不出来」と即答できる、そんな作品。対してこの漫画版は文句無しに面白いし、よく出来ているといえます。この巻、ネネとキリハがメインなんですが、どっちもアニメ以上に「らしい」キャラになっている。アニメとは別人のよう……、なのではなく、アニメでも本来はこういうキャラなのに描写が足りないんだなーと、そんなふうに思えるほど人物造形を掘り下げています。そしてダークナイトモン! ウワサには聞いてましたがその下衆っぷりは聞きしにまさるものでした。
こーしょー19さい(2) (アクションコミックス)

こーしょー19さい(2) (アクションコミックス)

昨今色々と世に出ている「声優もの」のひとつ。顔出しNGプロフィール非公開、公称19歳の新人声優は、実は12歳の小学生という4コマコメディ。特筆するほどのものはないけれど、主人公が可愛いからいいかぁという感じ。
チカちゃんは知りたがる (1) (バンブーコミックス)

チカちゃんは知りたがる (1) (バンブーコミックス)

4コマで小学生の女の子が主人公といえば、竹内元紀の角川以外では初単行本、「チカちゃんは知りたがる」も購入。他社でも4コマでも竹内元紀竹内元紀、底の抜けたバカたちがひたすら下ネタを飛ばし合うマンガでした。ていうか4コマのテンポのほうが内容に合っているかも。
地方食ぶらり旅 駅前グルメの歩き方 (KCデラックス)

地方食ぶらり旅 駅前グルメの歩き方 (KCデラックス)

B-1グランプリ」開催より7年早かった! という「駅前グルメの歩き方」の復刊。日本各地を訊ねては、その土地ならではのものを食するという趣向のマンガです。今でいう「B級グルメ」なんですが、それを「今 現に生きてる地元の人が日常に食べるもの……こういうの「常食」って言うのかもな」などと名付けるセンスが良い。こうした、一見つまらないものに真面目に向き合う姿勢が目を引きます。大袈裟でなく、現代の民俗学ともいえる作品。