まんがーる!#5「写植ミッドナイト」

「副編以外は書体の説明から始めなきゃならないとか大丈夫なのかこの編集部」とか、「ここまで体制が出来てないなら編プロに外注しろよ」とかは禁句か。マンガ(アニメ)としてこういう編集部は当然アリなんだけどね。
まぁ、原作単行本既刊を買い揃える程度に面白いと思っています。

まんがーる! (1) (アース・スターコミックス)

まんがーる! (1) (アース・スターコミックス)

まんがーる!(2) (アース・スターコミックス)

まんがーる!(2) (アース・スターコミックス)

こんなふざけた見てくれの(酷いことを言う)4コママンガですが「これを読めばコミック編集部の裏側がわかる かも!?」はあながち誇張でもありません。大多数の読者がまさに読者として製作物に接しているけど、業務の実態は今ひとつわからない編集の内情を描いており、「お仕事もの」としてふつうに面白いです(→)。
ただ、「編集王」や「バクマン。」並に大企業が舞台なので、その点では間違ったイメージを拡散しているとも。編集プロダクションにもちゃんと日を当てて欲しいと切に願う。
大企業といえば、何故オープニングでは制服を着てるのかね? 劇中に出てこないし必然性無いしこれというイメージにもつながらないし。あえていうなら一般職みたいなイメージ。あきなんか普段着のスーツ&ネクタイのほうがきちんとしていて、あの制服だとお茶くみが仕事のように見える。
 
ところで、写植と言えば思い出すのは「じょうずなワニのつかまえ方」。
なんですが、
じょうずなワニのつかまえ方 (扶桑社文庫)

じょうずなワニのつかまえ方 (扶桑社文庫)

文庫版はなんと、写植見本帳としての機能を棄てていたそうだ。判形が小さいので止む無し、といったところだろうが、これならちょっと値が張っても旧版を買っちゃうよなぁ。