週刊少年チャンピオン#9

 
「囚人リク」 二人がニーナナに戻って炊場編完結。炊場での失敗は成功のもと、というのは負け惜しみのようにも響きますが、登場人物それぞれの着地点は見事というほかない。前回ですが豚さんの出産もきれいに意味付けられたし。今回はレノマが可愛いところをみせてしまいましたが、お頭の再登場はあるのかな。
 
いきいきごんぼ 加藤看守の「嗚呼」ネタ速過ぎ。いつ描いてるんだこれ…ってあたりで「太臓もて王サーガ」を思い出すな。
 
名探偵マーニー 「その後 五年で七人が入居してるけど 最初の人が一年居て あとは一年もたずか…」 ……うーむ。これでは最初の人以外も半年以上は住み続けていた感じなのだが、じゃあマーニーの場合はどうして二日目に大挙して「幽霊」が押し寄せてきたんだ? と疑問。そもそも5年以上住み続けている住人があれだけいるというのが無理だろう。 大学進学時に入居したなら卒業時にたいがい引っ越すし、就職時に入居したとしても5年も経てば結婚や転勤・転職で越していく。これらは自殺事件を3年前と設定すれば回避できたツッコミどころで、いつものことだが練りこみ不足を感じてしまう。
 
侵略!イカ娘 南風の親父といい、3バカといい、本気を出すとすご過ぎるキャラが多いな。しかし最強の座は揺るぎなく千鶴のものなのであった。あの高さの触手を、投げ包丁とかでなく手刀でどうやって切ったんだ……。
 
聖闘士星矢NEXTDIMENSION冥王神話 拾参はやはり十三番目の黄金聖闘士、蛇遣座を示すものでした。なるほど、現代のシャイナさんの身にも異変が起こるわけか。タイトルが冥王神話なのにハーデスほったらかしな新展開が実に少年漫画らしくてよろしい……と言ったところでまた休みかい。
 
空が灰色だから 最終回。私は単行本が出る前に、こんなことを書いていた。

単行本は間違いなくマンガ好きの間で話題になって、けれど4巻分続いたところでぷいと終了して、何故に打ち切り? とか心配してると半年も空けずに他社で阿部共実の新連載が始まって、それは「空が灰色だから」からのファンには手抜きに見えるんだけど、世間一般でウケるにはいい具合に力の抜けた作品でヒット作となり、単館上映ながら映画化されたり深夜アニメになったりでロングセラーとなるも、じきに飽きられて、「最近見ないねぇ」「まだ続いているんだっけ?」と思っているとチャンピオンに復帰する、と予想。
(2012年1月12日付 http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20120112

予想より1巻多かったけど、「単行本は間違いなくマンガ好きの間で話題になって、けれど5巻分続いたところでぷいと終了して、何故に打ち切り? とか心配してると」← イマココ という感じ。まぁブラックギャラクシー6があるし次回作も秋田書店だそうだし、他社に移るわけではない模様。
何はともあれお疲れ様でした。
 
「スポ×ちゃん!」  準レギュラー同士の対戦とこの大会からの新キャラの視点とで話を進められてもなぁ…と反応に困る。