思い出のマーニー

1日の「映画の日」ということで見てきた。1100円。

「良い話を丁寧に作ろうという意志が感じられて好感が持てる映画だった」……という微妙な評価。好きか嫌いかを問われたら、割と好きなほうだし、手間がかかっているか手抜きかを問われたら、そりゃもう間違いなく手間がかかっているんだけど、結果出来上がったものの出来不出来を問われたら、いやまぁ、その、不出来、かな? という……。

ラス間際で、ほぼ種明かし専任のキャラが長々とした説明台詞でこれこれこうこうと種明かしをしてくれるんだけど、それを聞いても「そうだったのかー!」とハタと膝を打つことは無く、「あ、そうなの?」とモヤモヤしたままだったのは、私の理解力が不足しているからではないと思う。だってタネがあれだと、「二人の関係が次第に変化してきた」という展開と整合を欠いている。ただ、それはストーリーの流れと感情の流れとの不整合であって、理屈では成立しているんで、うん、まぁ、丁寧に作っているんだよねぇ。
これから見ようという人はむしろ(↓白文字でネタバレ)
マーニーの正体は主人公の祖母
(↑白文字でネタバレ)という真相を予め知っておいて、それを前提に見たほうがスッキリするのではと思う。
……ちょっとバレ感想を追加しておくか。↓