那須旅行その4/黒磯駅周辺

うっかりするとひと月経ってしまいますが3月8日の旅行の話のつづき。「ガンダム」「車」「鉄道」ときてお次は「町並み」です。
 
(3月9日付 那須ハイランドパーク「ガンダム」特別展
(3月13日付 那須PSガレージ、那須クラシックカー博物館
(3月20日付 EF58 144前頭部、蒸気機関車LDK57
 
那須高原での所期の目的を果たしてバスで黒磯駅まで戻り、福島行の列車を待つ約一時間の間に駅前を散策する。


ちなみに黒磯駅にはこんな形でサボを組み合わせたオブジェ(?)がある。現在では「湘南新宿ライン」に発達した、山手貨物線経由で「浦和通過」の「池袋←→黒磯」のサボも目を引くが、一番の驚きは「黒磯←→大宮」。大宮発着の東北本線の列車なんてあったんだ。

駅前の「明治屋」、お饅頭屋さん。


明治屋のはす向かいの酒店、「神山商店」。

上の画像の建物から門をひとつ挟んだ格子窓の建物、これも多分「神山商店」。


神山商店の横の道に入ると「高木会館(旧黒磯銀行本店)」が建っている。

解説板によると大正5年(1916年)築、ただし黒磯銀行の開業は2年後の大正7年、さらに「昭和10年(1935年)に銀行を廃し、黒磯興業株式会社となり、同25年まで営業した」とのこと。つまり銀行だったのはわずか17年だが、正面のエンブレムはおそらく新築当時の黒磯銀行としてのものだろう。


駅前通りに戻って、神山商店並びの高木商店。重厚な印象の石貼りが目を引くが、これは単なるデザインではなく防火目的だったのだろう。

「モードの店カワタヤ」、現・「カワッタ家」。古建築でもなんでもないんだけど、アーケード設置前から掲げていた店名を、アーケード設置に伴ってちょっと上にずらした形跡がはっきり残っているのが目を引く。

黒磯駅前交差点にある、謎の石造(石貼り?)平屋、現・「仁愛会サロン」。なかなか重厚な雰囲気でひと目を引くのだが、その割には非常にちんまりとした平屋で商店には見えず、元々何のために建てられた建物なのかちょっと推察できない。調べれば判りそうではあるが。


駅前からは少々離れた場所にある蔵。レンガの塀と大谷石の蔵との取り合わせが珍しく、そして好ましい。