福島・飯坂温泉

もう先々月の話になるが、3月8日の旅の話の続き。黒磯駅からさらに北上して、福島の飯坂温泉で一泊。

畳敷きの和室に泊まるなんて本当に久しぶり。これは実は「そにアニ」第7話の影響だったりする(2月19日付)。アニメの描写に影響されながらその舞台である「聖地」とはまるで無関係な場所に行ってしまうのがさすが私だ。まー、温泉旅館といっても一泊朝食付4500円というリーズナブルなお宿で、夕食は駅のコンビニで調達したんですけどね(旅館の夕食は値段や味の問題でなく、とにかく量が多過ぎでイヤなのだ)。

泊まったのは「平野屋旅館」。設備は色々と草臥れているが、接客等はまず良い感じ。外観からもある程度察せられるがなかなか奇妙な構造で、踊り場にあたる部分の中二階に浴場の入り口が配されていたりと、混沌として複雑な実に温泉旅館らしい建物だった。

その平野屋旅館から川べりに出て対岸を望む。中途半端なスペースのまん中にビルが建った……わけではない。今日の温泉街にはありがちな風景なのかも。

橋を渡って、愛宕山の上の愛宕神社

すごく高かったです小並感。結構な見晴らしだったけど知らない町、知らない山々だからねえ。


横向きに生えたつらら。

そして温泉街に戻る。ただ何となく惹かれて近づいただけの看板建築、だが……。

横のショーウインドウ? には飯坂温泉駅のおそらく開業当時の様子を描いた切り絵が飾られていた。元にした写真もしくは絵はがきは白黒だったはずで、どんな資料を元にカラー化したのか興味が持たれる。

その脇道を抜けて、旧堀切邸。


母屋。船底天井(ふなぞこてんじょう)の客間などが印象的。


倉庫。メインの施設はこれら保存建築なのだが、付帯施設として手湯・足湯があり、タオルを無料で貸してくれる。


鯖湖湯。これは1993年に建てられたものだが、ちゃんとした木造建築でムードは十分。風呂自体には興味が無いのでただ外から見ただけ。

街中でなんとなく目に止まった建物。一階が石造り(石貼り?)で二階は木造という不思議な構造。消防団の車庫だと思う。