福島の旅のつづき(前回は5月6日付)
なぜに飯坂温泉に行ったかというと、そこにローカル私鉄があるからだ。福島交通飯坂線、愛称は飯坂電車。まぁ、車両は東急のお下がりだし、観光路線としての面白味もイマイチなんですが、この規模の私鉄、この距離の路線なのに車掌が乗務しているという特徴があります。労組がよほど強いのか? 私が乗車した際には、泥酔して無賃乗車の客(どうも常習犯らしい)を途中の駅で降ろしたり、ゲーム機をいじっていた子供に「ゲームはいいけど音は鳴らないように」と注意したりとこまめに仕事をしていました。それと、ほぼ全線にわたって国道が並行しており、窓の外が微妙に路面電車ムードなのも特徴かも。
福島駅も運用は面白いのですが(なぜか3セクの阿武隈急行が改札、ホームを共用している)、駅舎が面白いのはその隣、曽根田駅。福島の中心市街の中にあってクラシカルな木造駅舎が現役です。
無人化されてますが窓口など有人駅の名残りもあります。
周囲が駐車場なので回りこんで撮影することが可能。
駅としては無人ですが、その代わりお花屋さんが店を開いていてメルヘンチックというか乙女ちっくというかなムード。一時は建て替えが検討されたそうですが、できればこのまま存続させて欲しいものです。
ついでに、福島駅前にあったちょっと気になる三階建てのビル。
ただ古いだけで何がどうというわけでも無いのですが、長屋的な飲食店街のムードを残したままコンクリート建築化したような作り(おそらく内廊下が無い)で、なんだか気になってしまいました。