最近観たTV番組

スマイルプリキュア!
TVKで始まったので1話から視聴している。月〜木の変則的な帯放送で、4話まで放映済み。筋が通らないとみれば上級生相手でもはっきりものを言い、サッカー部では一年生の頃からレギュラーで同性のファンが山ほどいて、家に帰れば家事や弟たちの世話もてきぱきこなす完璧超人級のキャラだったのに、どうしてこの後ポンコツ担当になったんだ緑川さん。

トッキュウ1号にパクられた名台詞、れいかさんの「よくわかりませんけど、わかりました」は月曜放映の第5話。ほかの4人も大同小異「よくわからないけど、やってみる」で変身していて、週一ならまだしも毎日続くと妙な笑いが湧いてくる。そこらへん、「誰がプリキュアになるのか」をもったいつけず、選ばれた後でのためらいとかのムダも省いて話が進むからアップテンポで面白い。

「ムダ」と言ったら悪いけどさぁ、劇中の人物が翻弄されるならまだしも、視聴者に対してしか有効でない(劇中のレベルでドラマとして成立していない)「謎」を散りばめてミスリードをはかる、なんてのはやはりキッズアニメにはムダというよりほかはなく。そういうムダな仕掛けをゴチャゴチャやった挙げ句、伏線を回収できないばかりか明言された設定にまで矛盾が生じた「ドキドキ」はやはり駄作のそしりを免れないと改めて思うのだった。
 
「ロボカーポリー」
ああっ! 第46話にして初めて発進シークエンスが無い回がきた!! 悪人(人じゃなくてトラックだけど)が登場するのも初めてかな。ここまでくると話のバリエーションも色々と広げていかないと無理なんだろう。

その"X"、変装が得意でブルームズタウンに来てもわからない、と説明する場面で次々とその変装のバリエーションが映し出されるあたりには「正体バレてるやん」とつっこまざるを得なかった。ジンがモニターに映し出すのでなく、視聴者向けのイメージにしとけば良かったのに。TOYS-Xのロゴデザインは一見ザらス風だけどなかなか凝っていた。

さすがに2年目は無いだろうけど、そうなるとDCTの男児(幼児?)玩具展開はどうなるのかとちょっと気になる。
 
「探検ドリランド 1000年の真宝」
セアドの育メン設定がここで生きた。それしかハガンとの接点が無いからだけど、ごく初期のやりとりがこうして反映されると巧いなと思う。

フェイリンの両親は…なんで登場したのかよくわからんな。ドリ天界のえげつなさを見せつつ、雷蝶花の由来を明かしたかったということかのう。

それにしても「混沌の子」がいて「創造の子」がいるならもうひとり、「破壊の子」がいそうなもんだけど、この段になっても回想含めて登場しないというのは存在しない設定なんだろうか。あ、いや、べリンダが「本人が望むと望まざるとに関わらず破壊をもたらす子」なんだっけ。混沌=破壊でいいのか? 「ドリ天界(創造)」対「ドリ魔界(破壊)」の対立に対して、どちらでもない混沌だったんでは。

今週もシャッキは宮本佳那子。カード化されて、次回以降切り札的な働きをしそうなんだけどいつまで演じてくれるのか……。そして「ドリルな世界」では第4シリーズの企画が(笑)。いやそこで「夢のまた夢ですね」でオトすなよ寂し過ぎるだろ……。
 
聖闘士星矢Ω
脳天直撃の事実判明。黒幕はクロノスではなくサターンだった!! ……いや待て、なんでそこでローマ神話系の神なんだ? クロノス≒サターンだけど、だったらなおのことクロノスでいいじゃないの。
 
「烈車戦隊トッキュウジャー」
やっぱり乗り換えは意味が分からん。本筋もツラい。単に「久々に再会した幼なじみ」というだけの接点でこうベタベタされるのって正直気持ち悪いわ。
 
ハピネスチャージプリキュア!
ひめが逃げ出すと即座に同じアクションで捕まえに行って、脇に抱えて連れ帰ってくる先生がいちばん愛らしかったです。ひめのダメ描写は正直もう飽きました。作り手にとって大事にしたい描写だとはわかるけどねぇ。そのあたり、「スイート」の時の「いつまでケンカしてるんだこの二人」という気分を思い出す。
いるともいないともいわない3人目も、それが誰かはオープニングで判明してるのに、いつまで引っ張るのかという感じ。これまた、ゆうこという人物を「大事にしたい描写だというのはわかるんだけど」。それとフォーチュンはどこ行った?(←ちょっとテレビから目を離した隙に出ていたらしい)