最近見たTV番組

「探検ドリランド 1000年の魔宝」
ナガレ主役回かと思ったらレギュラー引退の花道だったとは。フェイリンにはベリンダと前世からの因縁があったってのも唐突でアレだったがあちらは展開上の必要があるからまだいい(といっても次期女神候補で、「混沌の子」ベリンダに対して「創造の子」で、そのうえ更に前世だその前だという設定を載せるのはどうみても盛り過ぎ)。でもナガレをここで退場させる意味はわからん。ハルカのレギュラー化に伴う整理なんだろうが……。それとも終盤での再登場で、何か重要な役目を果たすのだろうか?
 
聖闘士星矢Ω
時間操作の設定が時貞と被っていたパラサイトだったが、その時貞がパラサイトになって無事解決。そのうえパラサイトたちの真の主人、黒幕はやはりというかクロノスのようで、我ら最強、我ら最強、最強マシンロボ。「よしっ話がうまくつながった!」というスタッフの声が聞こえてくるようだったよ。それにしてもパラスは哀れというか、ストーリーの焦点がぼやけているというか。アスガルドヒルダのような扱い(登場した時点で「利用されている」と明らかにして「解放・救出」を聖闘士の目的にする)にしたほうがよかったのでは?

時間停止による防御は説明し始めた瞬間に「ああこれ絶対零度に負けるわ」だったが、わざわざフリージングコフィンまで作るとは思わなかった。
 
ガンダムビルドファイターズ
ここで物語の軸をプラフスキー粒子に移したか。ただ「ガンプラを動かす不思議な粒子」のままで良かったとも思うが、それでは話が持たないということなのだろう。

マオ登場回の想像バトル、そのマオの「ガンプラ心形流」という流派名、前回の「元のアニメ設定を踏まえつつ完成型・改良型になっている」という描写、そして次回のサブタイトルから察するに想像力がカギとなるようで、であれば作品の核が大きく変わるわけではあるまい。

ただ、元の設定が反映されてしまう以上「『月光蝶』状態に塗装したマスターグレードターンエーガンダムが無敵じゃねえの?」という疑問は禁じ得ない。そこらへんの疑問解消のため、デビルガンダムジェガンに負ける前座バトルをやったんだろうけど。

それにしても「想像の翼」ってことは、先日のガンプラEXPOで公開されたビルドストライク改修型がもう登場? 委員長のベアッガイさんのバトルを見てセイが「想像力があればガンプラは表情だって変えるんだ!」となんにゃらウイングのヒントを得るまで、かね。でないとビルドMk.IIが不憫…。
 
「マイティジャック」
レッドマン」が終わった時に「せっかくの1時間枠だしやってくれると嬉しい」と書いていた(9月19日付)「マイティジャック」がチャンネルNECOで始まった。誰もが口をそろえて言うとおり、ドラマはグダグタで記憶に残らない話なのだが、イデ隊員(二瓶正也)が道化者でもネガティブ弱気でもなく、普通に優秀なスパイ的人員なのが面白い。
しかし肝心の特撮は、噂ほどではないというのが正直なところ。そこだけは過去に何度も見たことがある発進前の注水シーンとか、確かに大掛かりで手が込んでいる。だけど、やっばりドラマづくりの問題かな、つまんないんだよね。凄いんだけどつまんない。「凄いなー」と思いつつ、「一刻を争う状況になってから注水するとか準備が悪過ぎるわ」と冷めてしまう。主役のMJ号、「空中戦艦」ってコンセプトなんだが空中戦も艦隊戦もしない。やることはほぼ爆撃だけ。これを面白がれと言われてもね。