/機動戦士ガンダムAGE#3

残り一発のビームをどこで有効に使うんだ? とワクワクしていたらアッサリ撃ち尽くしてしまってズッコケた。

それにしても、あまりにも空疎で書くことに困る回だ。話は「ブルーザーの犠牲でコアは脱出に成功しました」、それだけ。「コロニー崩壊までにコアは脱出できるのか?」というタイムサスペンスの要素があったのに、壊滅した基地から別のコントロールルームに行くのも、コアを抜き出す障害物を除去するのもブルーザー。この人、1話の時点で退路が無いと明かされており、死亡確定のキャラクターを便利にあっちこっちへやり過ぎだ、と思ってしまった。

ていうか、非常事態の解決法に何の意外性も無く、ただ漫然と進んでしまったのが問題。ディーヴァ乗組員やフリット&ユリンは、決して何もしていなかったわけではないけれど、事態の解決に何ら寄与していない(フリットは何が起きているのか把握さえしていない)っていうのは、話作りとしてさすがにヒドいだろう。

UEもねぇ……。深追いしてこなかったのは、ガンダムに気圧されたというか、そもそもの目的がコアの破壊や住民の殺傷ではない、ということなんだろうけど、あそこで突如引き下がるのはなんだか都合が良い感じ。コアを脱出を阻むような攻撃を仕掛けてきたはずなんだけど、それはディーヴァ乗組員の勘違いってことだったのか? もうちょっと、正体や目的の端々を見せてくれれば、ネガティブな印象も緩和されると思うんだけど……。

それと、次回の話になるけれど、地球はUEに負けっぱなしだったのに何故エースがいるんだ? 劇中で語られていないだけで過去にMSを用いた地球人同士の戦争があった? それとも模擬戦のエースなのか?