「劇場版ヤッターマン」観てきた

土曜日に1/1ヤッターワンを見て、よーし、これが出てくる映画を観てやれと映画館に出かけてきた。タイトルは『劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』……ってあれ、これアニメなの? 昨日見てきたヤッターワンは出てないの?



などと再びわざとらしいボケをかましてみたが、劇場版を観てきたのは本当。
覚悟していたほど悪くはなかった。基本、映画というより長尺のテレビスペシャルといった雰囲気なのは仕方ないだろう。無慈悲に強いヤッターゼロの暴れっぷりをはじめ、メカ描写に関しては映画ならではの見応えは充分あったしね。
特に、ヤッターキングの誕生から発進、全ヤッターメカ総攻撃のシーンは燃える燃える。どれくらい燃えるかというと、山本正之といっしょに♪ゆーくぞつよいぞまーけないぞーと歌いたくなるほど燃えた。ここだけで1800円の元は取れた気分。
お笑いについては、パロディ要素や時事ネタ、ご当地ネタが少ないのが物足りない感じ。往年のタツノコキャラがモブにまぎれていたり、タカトミの玩具が背景に紛れていたり、あとはガンダムっぽい戦闘シーンと台詞でディケイドネタくらいか。ドロンボー一味は、出演しているこれが映画版だとしばしば言及するが、実写版については一言も触れなかったなー。
メインプロットは「見応えはないが破綻もしていない」程度。メインの悪役の動機と目的が不明だとか、「親子の絆」がテーマという割にガンちゃんの誤解とその解消がアッサリしてたりとか。うん、あんまり書くこと無いな。
あとはあれだ、山寺宏一の演技だな。まさか子供声のヤッターココングまで山ちゃんだったとは。もはや一人何役だか数え切れない(とりあえずヤッターメカは全て)。
私の感想よりもむしろ、公開3日目の日曜の午前中だというのに、観客がまばらだったことのほうが大変。まー、実写映画版が思いがけずヒットしたからその余勢を買っての映画化ってことで、それほど人気は無いんだろうな…というか子供はフツーにまずポケモン見に行くよな。