ゾイドジェネシス#23「ハヤテ」感想

ラカンは各地に散らばる反ディガルド勢力へ檄を飛ばした……って、大きな流れはこれだけですな。思うにゾイドジェネシス、ストーリー展開は遅いのですが、ディガルドを討つという大目的に向けて着実に進んでいるから、見る者にもどかしさを感じさせないのでしょう。

【ルージとラ・カン】
檄文を書かせたり、あえて使者には出さなかったりと、ラ・カンはいよいよルージを後継者に育てるつもりのよう。ダ・ジンとミィの会話によってそれをごく自然に説明するのも巧かった。

【セイジュウロウ】
久々に謎の病気の発作。これでホントに「ただの風邪」だったら、それはそれで面白い。ところで前回やっていた二刀流の修行はもう飽きたんですか?(苦笑)

レ・ミィ
いや、コスチュームが元に戻ったり、使者の白装束をまとったりしたのは別にいいんだけど、切りそろえた前髪が元に戻っているのは何故なんだろう(笑)。

【ロンとコトナ】
気にするほどのことではないけど、一行のなかで最も素性が怪しい男と、その次に素性不明の女とでコンビ組ませて使者にしてよかったのか? と思ったり。

【一般人】
ミロード難民のハラヤードでの現状にフォローが入ったり、戦いを避けたい住民をズーリの街から追放したり(違うだろ)と、このあたりの目配りが相変わらず細かい。

【ダ・ジン】
本人のいる前でガラガに×をつけたりとか、焼きもちよりも焼き菓子だとか、妙にキャラが立ってきたオヤジキャラ。でも一番気になったのは「この街に住もうとする者にはあらかじめ言い含めてあります」だったり。つまりこの人、街を造ったときからラ・カンの帰還と決起とを確信してたのね。けっこう食えない男かも。

フェルミ
ようやく本格的に顔見せのバイオプテラパイロット。表情から喋り方から、なんだか眠そうだ。エヴォルトのことを知っていましたから、次回以降、ディガルド側での会話のなかで視聴者に対して「エヴォルトとは何か」の説明があるのでしょう。

ゾイド
飛行ゾイドのバイオプテラライガーをどう戦わせるのかと思っていたら、まずは偵察&部隊展開でアドバンテージを見せつけましたか。ある意味リアルな描写だ。以前、レインボージャークとルージの目とでやったことの裏返しにもなっている?

そして今回の最大の見せ場、本番仕様の(?)ハヤテライガーへのエヴォルト!! 計ってみたらBGMの長さで約75秒もありました。「炎は自前じゃないのかよ!」「どこからそのパーツが生えてくるんだ!」「どうやって剣が飛ぶ!?」「そしていつの間に2つに分かれている!?」「それだけ全力疾走してたら包囲網なんてとうに突破してるだろ!」などなど、ツッコミどころが山ほどありますが……。
カッコイイから全て許す! ただ、ハヤテになった後のアクションはイマイチというか、単に敏捷になっただけで二刀流の意味はあんまり無いような…。

ゾイド講座】
うわー無駄にノリノリだ(笑)。まだ2回目なのに異様にテンション高過ぎで、この調子でもつのかいなとかえって心配になってしまう。