ゾイドジェネシス#16「出会い」感想

仲間たちとはぐれたルージは、5人の反ディガルド組織・無敵団と出会った、というお話。前回までの重苦しい雰囲気とは打って変わってコミカルな雰囲気……つーか変わり過ぎ(笑)。すげえ極端。シリーズ全体の統一感というものをだなぁブツブツと小言のひとつも言いたいところですが、でもこれはこれでいいや、むちゃくちゃ面白かったし。
一応、「補給物資を掠め取るような小規模な戦い方が、果たしてディガルドに打撃を与えたことになるのだろうか?」という、本筋に絡む内容もありましたが、それもオマケみたいなもので、天下無敵の無敵団のバカっぷりに萌えるのが今回の楽しみ方というものでしょう。
決めポーズが毎度違うのに全員バッチリそろうのは、よほど息があっているのか、それともそんな練習ばかりしてるのか(笑)。

ア・カン
乗機は赤のカミキリムシ型バラッツ、姉御肌のリーダー。見返すと5人の中ではかなり普通のキャラですな。

ラ・ムゥ
乗機はピンク。レ・ミィと違って礼儀正しく料理がうまい……くらいはベタなところだが、「お姉さま」「お兄様」と他人に「様」を付けるのは、「ミィ様と呼んでね」の反転なのかひょっとして?

ゴトシ
乗機は黄色。コトナとは別のベクトルで豊満なボディの持ち主(笑)。

フリ・テン
ロンかと思ったらフリテンだった、って子供にはわからんヒネリだな。乗機は緑。眼鏡っ娘ドジっ娘で、自称「博識の美少女」。実はレ・ミィの変装だ! いや、こっちのキャラのほうが声と合ってる気もするけど。

サイコ
ネーミングは今イチぱっとしないが、やたら喋りまくるのがセイジュウロウの逆だと気付いて大ウケ。スタッフも「セイジュウロウって無口過ぎだよな」と気にしているのか、やっぱり。乗機は青。声はコトナでしたがミィと違ってエンディングまで気がつかなかった…。

ゾイド
バラッツ対バラッツの戦闘は今回が初? カミキリの大アゴでムカデのフシの部分を切断するという戦い方がなかなか虫っぽい。逃走のときの猛スピードのしゃかしゃか走りは、カミキリというよりむしろゴキブリ……。ぴょこぴょこと飛び回って喜びを表すのは、まぁ可愛いからいいや(笑)。