ゾイドジェネシス#12

第12話「潜入」
ゼルフトにたどり着くも、そこは既にディガルド支配下。ルージ、コトナ、セイジュウロウの3人が潜入することに……というお話。なんだかアクションも会話も、何から何まで非常にもっさりしていて大味という印象だった。
前回は寝ずの番を立てていたのに今回は全員寝てるのも変だし(結果的には寝たふりだったが)、自分本位のこだわりで熱吹いて勝手な行動をとろうとするルージも、それをとがめもしないラ・カンやセイジュウロウも、これまでのキャラ造形からすればかなりの違和感がある。3人乗りでコトナの胸ボヨヨーンも、狙い過ぎでかえって引いてしまう……。ゲオルグの乗機バイオトリケラが初登場、ラ・カンは「こいつッ、強い!!」と言っていたが、画面レイアウトの悪さやら何やらで、正直あまり強くは見えず。細かいところでは、ルージが遠眼鏡で見たゼルフトの全景が、目も当てられないくらいにいいかげんな絵だったことも気になった(ていうか予告とまるで別物なんですが…)。そういうところにこだわるアニメだと思っていたんだがなあ。
よかったのは、ルージの身を案じながらも強がって見せるミィ、遠眼鏡をラ・カンに預けるルージ、とにかく喋らないことでキャラを立てたセイジュウロウあたりか。
今後に向けての伏線は、セイジュウロウの持病発覚(?)、ディガルドの兵士はパイロットだけでなく歩兵も生身の人間ではないらしいという描写くらい?

ゾイド
コングの肩にとまるジャーク、モルガ登場、バイオトリケラが一応は活躍(序盤の攻城戦はよかったが、後半の角チャンバラはチト無理過ぎ)、それに合わせた新CMと、しょぼしょぼと見どころはアリ。