ゾイドジェネシスの剣狼

「天よ地よ、火よ水よ、我に力を与えたまえ……!」なんてロム兄さんには関係無く、剣狼を英語で言えば……。

GZ-007ソードウルフ

GZ-007ソードウルフ

アニメ第2話での活躍が目立ったソードウルフを組んでみた。
と、いきなり脱線するが、昨年のゾイドに「サビンガ」という奇態もとい機体がある。ムササビ形からモモンガ形に変形! という、居酒屋のヨタ話をそのまま商品にしたようなマヌケなギミックが売りのゾイドだ。サビンガがOKならヒラメカレイだって有りだろう。
そのヒラメカレイ、いやサビンガと合体するゾイドがワイツウルフ。名前のとおりの狼形ゾイドだが、合体すると何故か虎形になってしまう。羊の皮を被った狼ならぬ、虎の皮を被った狼! カッコイイのか悪いのか、なんだかよくわからない。
前置きが長くなったが、そのワイツウルフの成形色を変更し、パーツを追加したのがソードウルフだ。設定上はオミットされたが、サビンガがあれば虎形への変形は可能である。ボディに縞模様があったり、変なところに足首っぽいパーツが付いているのはそのため。予備知識がないと理解不能のデザインかと思い、長々と解説をした。
さてこのソードウルフ、脚が基本的に一本棒で、足首は別パーツながらただぶら下がっているだけ。2200円でこれか? と思える貧相な造りだが、作りやすいというメリットもある。四足歩行と口の開閉に加えて、背中のソードが左右交互に前後に動くギミックあり。ピストン状にちゃっちゃか動いてなかなか見栄えがする。今ひとつ冴えないところがあるものの、手ごろなサイズで組みやすく、そこそこカッコイイ。「どれ、ひとつゾイドでも作ってみるか」と思った初心者にうってつけかも。