アムドライバー最終回

クールに過剰なキャラ付け&カゲキに理屈無しの超エネルギーなど子供向けの要素と、複雑な戦争状況の設定など中学生以上を対象にした要素とが、混じり合ったりいなかったり(苦笑)で、「アムエネルギーに満ちた」としか形容の出来ない怪作でした。ただ、単なる怪作ではなく「愛すべき怪作」くらいは言っていいと思います。主人公の勢力は、いかにもヒーローらしく最強の装備で敵の雑魚どもをバッタバッタと倒していくのに、大局的にはジリ貧状態という図式のファインな見せ方には素直に感心。つーか種にはなんでこれができないのか(デス種は全く観てないので知らん)。
これも終盤ガタガタで、「色々な勢力がそれぞれの思惑を持って戦争に関与している」ことが面白みだったのに、「手を組んだ! 裏切った! 死んだ!」の連発で敵役を一気に整理したのは惜しかった。しかしこれまた最終回でうまいこと視聴者を丸め込んでくれて、「やっちゃる!」パワーで羽根が生えるわ宇宙に飛び出すわ、挙げ句あの状況で「未来は俺が決める!」を言われたら、「ジェナったらマジ熱血ゥ?」言うよりほか無し、もとい、喝采を送るよりほか無し!