「スター・ウォーズ」「仮面ライダーゴースト&ドライブ」

土曜のレイトショー1300円で「スター・ウォーズ フォースの覚醒」、日曜はMOVIXの何やらデーで1100円で「仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス」を観てきた。
 
スター・ウォーズ」はシリーズに特に思い入れが無いので、宇宙ドンパチ&チャンバラ映画として普通に面白かった〜という程度。ストーリーは何というか、前の晩の金曜ロードショーで一作目(Ep.4「新たなる希望」)を観たのが良し悪しで、「あ〜同じことやってるな〜」だった(笑)。これはもちろん、固定ファンの視線を意識してやっていることだろうけど(色々とESBやROJの要素もあるしね)、Ep.4はまずエンタテイメントの基本に忠実だから結果的にちゃんとした話になっていた、という印象。宇宙戦争の大状況と個人対個人の状況を分離させつつ(個人対個人の問題が大状況に直接の影響を与えない)、両方を過不足無く描き、かつ一本の映画としてまとまっているのも巧妙でした。

あと、とりあえずドロイドが萌え萌えだった。ヒロインも、何でも無名の女優だそうですがえらくスクリーンに映える娘で、堂々の主役だったんですが、可愛らしさではドロイドに負ける。

そうそう、私は吹き替え版で観たんですが「兵器」って呼び名に甚だしい違和感がありました。あれは原語では定冠詞付きだったんですかね? 何にしてももうちょい翻訳のしようがあったのでは…。

仮面ライダー」は、何というか、三条陸のありがたさを思い出させてくれる映画だった(苦笑)。見終えてまず「え。10年前の大天空寺にベルトさんが落ちてたわけは?」。そして「天空寺 ベルトさん」でツイート検索をかけるとゾロゾロ引っかかる。マァとにかく脚本は粗雑でした。

ゴースト側のライダーとドライブ側のライダーとのいさかいで始まるあたりは(ライダー冬映画としては)ちょっと新しいんですが、戦隊VSシリーズが毎度やってる展開なので新鮮味は無し。中盤、主役2人と別れてサブ3人(マッハ、チェイス、スペクター)がロイミュード・眼魔連合軍と戦うんですが、戦いが始まったと思ったら唐突にバトル中断、これといった見せ場無し。バンダイの商品展開との絡みもあって劇場版限定フォームはゴーストだけ。ラストバトルの敵はただでかいだけで、それを取り立てて目を引くところの無い新フォームで倒しちゃうから盛り上がらない。

敵のルネッサンス3眼魔はたぶんデザイン画ではカッコいいんでしょうが、着ぐるみ映えしないこと甚だしい。中でもメインのダ・ヴィンチ眼魔は、6本腕4本足の異形なのにいつもどおりの着ぐるみの造形で、中の人の手足が通ってる腕2本足2本以外はお飾り同然。ピクリとも動きません。

……こう書き出すと誉めるとこないな。御成がいつものノリで悪目立ちしてたとこも、私には誉め要素ではないし。まぁ、ハナから期待してなかったので怒りもしないです。