「マッハGoGoGo」の主役マシン、マッハ号。
デザインを手がけた中村光毅氏はフロントエンジンと設定していましたが…。
メカマン・アートワークス 中村光毅の世界 (Dセレクション)
- 作者: 中村光毅,岡田有章
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2001/10
- メディア: 大型本
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その一方、吉田竜夫氏はマンガ版でミドシップに描いています。
- 作者: 吉田竜夫
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2008/05/07
- メディア: 単行本
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- 作者: 吉田竜夫
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
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この違いについて私はかつて…。
こう言ってはなんですが、中村氏が元気なうちにどなたかこのあたりのことを訊いてみてくりゃせんでしょうかね。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20081113
などと書いていましたが、中村氏は2011年5月に他界されました。
これで真相は不明に…と思ったら、まさにまさに、中村氏が元気なうちにエンジンレイアウトについて尋ねた方がいらっしゃいました!!
マッハ号のガレージキットを手掛けた方の、1999年のお話です。
『これは一体FR車(フロントエンジン)なのか?それともMR車(ミッドシップ)なのか?』
放映当時の記憶をたどって周りの人に聞いてみても、『FRだった』という人もいれば、『MRだった』という人もあり。
モデルになった車がフェラーリ250テスタロッサだったということまでは判明していたのですが、当時はロータスヨーロッパという、ミッドシップカーが鮮烈にデビューしたということもあり、この辺は非常に設定画から推察するには難し過ぎる難問でした。
(略)
さて、そこで直接取材。やはりモデルになった車はフェラーリ250テスタロッサで、ミニカーも事務所にしっかり飾ってありました。
(マッハGOGOGO 1/24スケール マッハ号 三船剛フィギュア付属)
http://www.clubm.co.jp/web/html/frame/mach/mach.html
という経緯で、設定上はフロントエンジンが正解だという確証を得るのですが…。
作画スタッフがこのロータス・ヨーロッパを強く意識し過ぎて、『ミッドシップエンジンにしてしまった回』(笑)も中にはあるそうです。
とのこと。ここではアニメでの作画にしか触れていませんが、吉田竜夫氏も同様の背景からミドシップだとカン違いしたか、あるいは問題のコマの作画の直前に、アニメのミドシップに描かれた回を観たのかもしれません。