魚住の墓

先月、10月17〜19日にちょっと神戸へ行ってきた。そのうち18日は「神戸まで来たんだからついでに」という気分で姫路へ向かって、そしてついでで行ける距離では無いことを思い知ったのだが、それでも行った甲斐はあった。

といいつつ姫路で観たものの話題は後ほど、今回はJRの新快速で移動中、車窓に見えたものの話。

魚住駅付近に、なにやらカルスト台地のような一帯が見えた。それがどうにも気になって、帰りがけにちょっと降りてみた。
JR魚住駅のすぐ北、「錦が丘西公園」の傍らの小高い丘。

階段が設けられており、特に立ち入り禁止にもなっていなかったので登ってみる。申し訳程度の道に沿って、お地蔵さまが並んでいる……。
とするとこの石はやはり。

やはり、お墓だった。電車から見えた範囲だけでなく、この丘の上一帯が墓地あるいは霊園となっており、かなりの規模だ。

墓石自体はさほど変わったものではない。しかしどう見ても区画が区切られておらず、しかも雑草にしか見えない草に埋もれている。

区画が区切られていない、どころでない。まるで雑踏の人々のように無秩序に、乱雑に、混み入って墓石が並んでいるところもあった。

墓地・霊園に詳しいわけではないが、それにしてもこんな形態のものがあるとは知らなかった。何か特定の宗派の形式なのか、それともこの地方としての特色なのだろうか?