1985年のマーチターボ記事

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本日、国会図書館に行って、自動車雑誌で揶揄的に「ガンダム」という表現が使われた最初の例を探ってきました。
そしてついに掘り出しましたよ。

ベストカーガイド』1985年5月号p74、国産NewCar試乗。見出しにいきなり「ヤングジェネレーション ガンダムターボ」とあります。ただし、このサイズだと本文は読めないと思いますが、っていうか一応は著作権への配慮で読めないサイズにしましたが、本文中には出てきません。これが、私の知る範囲で最古の「ガンダム車」です。

それにしても、一体どこから「ガンダム」という表現が出てきたのか? 直接の因果は不明ですが、何かしら影響を与えたのでは? と取れるヒントが他誌の記事にありました。『スクランブルカーマガジン』1985年5月号、日産マーチ・ターボのドライビングインプレッションにこう書かれています。

インテリアも同様に派手な設えがされている。カタログに"合体メカ・デザインの"と謳われたハイ・ブリッド・メーターをはじめ、センター・パッド部に性能曲線の描かれたステアリング、オレンジとブラックの配色のされたハイ・バック・バケットシートなど、若々しいというよりは幼さが感じられる玩具っぽいものばかりだ。

インテリアについてではありますが、メーカーサイドが提供したカタログに「合体メカ・デザイン」なんて表現が使われていた、というのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/garages600/GALLERY/show_image.html?id=44250729
ざっくりググってみると、おお、upされていました。上記URLの3ページ目、インテリア解説に「左右にフューエルメーターとテンプメーターを配した合体メカデザインがユニーク」とあります。

合体メカがイコールガンダムだというのは「お前はテレビゲームはなんでもファミコンのおばはんか!」みたいなアレですが、当時自動車雑誌を手掛けていた連中の知識とセンスなら、結びつけてしまうというのはいかにもありそうな話。