1989年デビューの名車

『モーターファン』別冊は毎度ヒマつぶし程度にしかならない内容で、しかもこれは本体1200円という人を馬鹿にした値段なんだが(せめてコート紙使ってよ)、1989年編ということで、いやもう、今振り返ると「この年って何があったんだ!?」と問い質したくなる顔ぶれなもんだから、買わざるを得なかった。

そして、コイツらのベース車も89年だったかとミニカーを引っぱり出す。4代目フェアレディZ(Z32)とNSX。もっともNSXの市販開始は翌1990年で、89年時点でのプロトタイプはハイフン入りのNS−Xだったりします。奥のはZベースで『トミカヒーローレスキューフォース』のコアストライカー、手前は今のところ説明不要の『仮面ライダードライブ』のトライドロンでベース車はNSX。ただしこの玩具はDX玩具を元にしたプロポーションで、実はNSXバリエーションのミニカーとは言い難い。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20080426
コアストライカーはトミカブランドの製品で、もう7年前ですか。1989年にデビューした車が2008年に主役を演じたのも大概ですが、トライドロンは1990年デビューの車がベースで2014年の主役マシンなんだよな……。

えーと、トライドロンのほうはバンダイのカプセルベンダー(ガチャガチャ)商品で、「キラキラメッキミニカー2」(全4種)のひとつ「トライドロン(特状課Ver.)」。1回300円で、幸いにも一発で出てきてくれました。トミカホットウィールと比べると、これで300円でランダムというのはかなり割高感がありますが、ともあれトミカと並べて違和感のないサイズなのがうれしい。前述のとおり、運転席が小っちゃかったりホイールベースが短かったりと色々とDX玩具(asin:B00N7BYJBK)のプロポーションです。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150304

ただしこれ特状課Ver.なんですね。左フロントフェンダーの切り欠きが無く、その部分の「特状」を見せている状態。玩具版のプロポーションでこの状態を再現しているのはこれが唯一になると思います。S.H.フィギュアーツブランドのも特状課状態を再現できるけど、あれは劇中車のプロポーションだから。

最近発売された新レーベル「トミカプレミアム」の1台「モリタ 林野火災用消防車」と並べてみた。コンセプトカーとはいえ現実の車のほうがSF的かつ洗練されたデザインでいいのか。

トミカ トミカプレミアム02 モリタ 林野火災用消防車

トミカ トミカプレミアム02 モリタ 林野火災用消防車

http://www.morita119.com/concept-car/