富岡製糸場、富岡

4月5日の旅行の話。富岡製糸場から始まって、下仁田、その他上信電鉄沿線の3回の予定。
 
まずは富岡製糸場ですが、マァ何といっても天下の世界遺産なんで見応えは十分にあります。ただ一方、世界遺産だからこそ観光客も多く、私が帰る11時半頃には入り口に大行列ができてました。交通の便が良いとは言い難い場所ですが、なるべく早めに出かけることを勧めます。

お勧めといえばもう一つ、1000円の入場料とは別に200円かかりますが、それでもガイドツアーに参加したほうが絶対にいいですね。ツアーでしか観られない場所、というのは無いものの解説付で観るべきものがひととおり観れるし、終われば後は敷地内を自由に観て回って復習もできるし。


「東繭倉庫」。煉瓦がフランス積とかガイドツアーでなければ気づかなかったかも。

「繰糸場」。とにかく人が多いので、建物だけの撮影はまず不可能。どうしても人が入ります。

繰糸場内部。当日はあいにくの雨でレンズに水滴が付いてしまいました。

券売所の傍らの「検査人館」。

世界遺産級のトマソン(純粋階段)。蔵が何かは特に解説無し。

元はどんな出入り口だったかわからないほど綺麗に塞いである。この、「ここまで綺麗に造作するなら階段も撤去すれば良かったんじゃないの?」という疑問を残す美しさこそがトマソンだ。

「寄宿舎」。
 
この製糸場について何といっても偉かったのが最後のオーナー、片倉工業。昭和62年に操業を停止して用済みとなったのに、その後も平成17、18年に富岡市に寄贈・売却するまでの間、固定資産税とかも納めつつ保存管理を続けていた、という。

その甲斐もあって保存状態は良好に保たれ、地盤の硬い土地だったことと相まって2011年の東日本大震災でもほとんど被害を受けなかったそうですが、今年2月になって大雪で「乾燥場」は倒壊したそうです。残念。


製糸場以外にも、富岡の街には近代建築がチラホラ残っていて散策も楽しい。上州富岡駅から出るといきなりこんな倉庫が見えます。

詳細は不明ですが、この日は何かのイベントで敷地内が開放されてました。

何の倉庫だったんだろう。ググれば一発でヒットしそうだけど、まぁいいか。

製糸場近くに建つ「えばら宝石店」。六角の塔は何だろう。