ファストレーンが劇的に進化していた

久々にトイザらスに行ったら「ファストレーン」ブランドのトミカサイズのミニカーが劇的に進化していて驚いた。

驚きのあまりつい買ってしまった(ホントはよくよく思案してから買いました)。

ファストレーンというのはトイザらスのオリジナルブランド。様々なミニカーがラインナップされていますが主力はトミカサイズのものです。写真の10台セットだと1079円(本体998円)で結構お買い得な感じですが、クオリティもちょっと前までは100円ショップで売られているミニカーと同程度でした(100円ショップのミニカーは実はピンキリなんですが一般的なイメージで)。ちょっと前までは、というか今でも店頭には旧製品も並んでいます。

それがどうも昨年ラインナップが一新されたようで、クオリティが格段に向上。塗装の精度にはまだちょっと気になるところがあるし、基本的にコロガシ走行以外のギミックは無いのですが、なんというか、「ちゃんとデザインされた」架空車になっているのです。

ロングノーズ・ショートデッキの古典的なスポーツカー2種。銀色のほうはヘッドライトまでクリアパーツになっています。省略されがちなリアコンビネーションランプも塗装で再現。黒のほうはマフラーがセンター3本出し(?)、これも塗装されています。

流麗なスポーツカー然としたボディにゴツイ足回りという現代的なSUVと古典的なピックアップ。銀のスポーツカーとSUVは顔がよく似たイメージの「笑い顔」で、同一メーカーの車という裏設定がある?(ていうか近年のマツダ車っぽいね)

バスなんて路線バスかアメリカ風にスクールバスとかでいいだろうに、マイクロバスです。広く取ったフロントガラスやサンルーフから、リゾート施設の送迎・施設内移動用バスのイメージでしょうか。実車にはあり得ないオーバーフェンダーをあえてつけているのがセンス。
下の紫色の車は顔がムスタング風だしマッスルカーのように見えますが…。

よく見れば4ドア、しかも観音開き! バスのフェンダーといい、チョロっとさりげに「なんかムチャだし実際のはなし実車には無いけど、こうして見せられるとありそうな気もしてくる」ディテールが盛り込まれています。
こういう言い方はナンですが、トミカでなくファストレーンを買い与える保護者なんて値札以外何も見ておらず、凝ったデザインが施してあったって気付きゃしないと思うんですよね。まさに誰得(俺得)で、一体どういう判断でこのモデルチェンジが実施されたのかちょっと気になるところです。