プリパラまんが&コーデカタログ

なんかもうリアル書店で全く見かけないだけでなく、ネット書店でもどうやら発売予定日に出なかったようで、一体どうなることかと思われた「プリパラまんが&コーデカタログ」。

まぁ私にはそのあたりも計算通りで、ずいぶん前にamaozonで予約済だったんですけどね。

そんなこんなで2014年度の神アニメ「プリパラ」のマンガ版の単行本です。あ、タイトルどおりゲーム版のコーディネート例のカタログにもページを割いているのですが、私はプレイしていないのでマンガ以外のことはわかりません。

マンガ版には2種類あるのですが、これは『ちゃお』連載版(辻永ひつじ作)ではなく『ぷっちぐみ』連載版(菊田みちよ作)のほうで、フルカラー(4色カラー)1話4ページ×5話(『ぷっちぐみ』7〜11月号掲載分)、プラス描きおろし8ページが掲載されています。各回のページ数が非常に少ないだけでなく、小学校低学年向けのために内容の制約もあるのですが、さすがベテランというべきか、ストーリーとキャラクターの肝をきちんと押さえており、「大きいお友だち」のプリパラファンにも満足のいく作品でしょう。

ストーリーはオリジナル要素も交えつつアニメに沿っており、第5話まででSoLaMi・SMILE結成。描きおろしの第6話は単行本の趣旨に沿って、「チームメンバーそれぞれ好みのブランドがバラバラで!?」というお話。絵柄はアニメ準拠で違和感が無い一方、3等身ディフォルメなどはオリジナリティがあって可愛らしいです。

(関連記事「『ぷっちぐみ』7、8、9月号」)

ただ、紙質がカラー印刷向きでないのか発色が悪く、『ぷっちぐみ』掲載時と比べて全体に沈んだ色合いになっているのが残念。特にサイリウムコーデはかなりつらいです。まぁ私個人のことで言えば『ぷっちぐみ』本誌を所有しているので何も問題ないのですが。

なお、『ぷっちぐみ』では12月号以降も連載は継続(つまり第6話は『ぷっちぐみ』版と『プリパラまんが&コーデカタログ』版の2種類があって、どちらもドレッシングパフェと初めて対戦する回だったりする)していますが、それが単行本にまとめられるかどうか微妙なので、ふつうに入手できるうちに購入することをお勧めします。