『まんがタイムきららキャラット』2月号

「GA」と「ののかノート」が予定外の休載。これじゃいけないんだけど、1本2本の休載があってこその「きららキャラット」だよな。前向きに言うなら、1本2本の代原が載っていてこその「きららキャラット」(どこが前向きか)。

 
ひだまりスケッチ
吉野屋先生久しぶり。校長もカラーで登場。そして益子先生はカラーページに間に合わない。甘夏って久しく食べてないな。甘夏が出回っていてまだ6月にはなってないから作品中は5月頃か。

話は割と真面目にゆのっちの進路問題。こんな調子だと、ゆのっち・宮ちゃんの卒業までは連載が続くのだろう。逆に言うととにかく卒業させれば最終回になる、とも。まぁどっちにしても2月に単行本の新刊が出るわけで、今後仮に毎号載ったとしてもあと1年では終わらないのは確実か。

 
「キルミーベイべー」
デアゴスティーニ風の分冊形式のロボットを組み立てる話。ベイマックス並の感動が押し寄せてきた。俺っち観たことないけどそんな感じ。いつかのオウムと対決させたい。

 
「カスタムメイド!」
マサキの姉と弟が登場して、自宅の様子が明らかになる回。みんな可愛いねえ。ていうかマサキは通常は住み込みなのね。「両親を亡くしている」という設定は本来、高校生なのにメイドの仕事をしている理由付けだったのではなかろうか。それが「同人で生計を立てているというほうがネタとして面白い」と今回の話になったと想像する。

……だから「だったらプロの漫画家になればいいやん」とか「メイドの仕事しなくてもいいやん」とかいう野暮なツッコミは無しだ!

それはそれとして運転手さんにも名前を付けてあげてほしい。

 
「Aチャンネル」
センターカラー。トビラ絵のナギのはしたない恰好とけだるげな目が素敵なのに本編には出番は無く、本題はカラーページを割いたブチプチ(気泡緩衝材)……でもなく、未だ本人が登場しないるんちゃんのお兄ちゃんの意外な趣味が明らかになる回だった。

……いや、だったらこの猫耳娘をトビラ絵か何かでカラーページに入れるべきだったのでは。

まぁでも、押し入れに隠しているのがDVDとか抱き枕とかフィギュアとかで良かったよね。これがるんちゃんの××××とか、トオルの××××とかだったら別のジャンルの漫画になっていた。

 
「まちカドまぞく」
うむ。今回も面白い。いつもどおりの掛け合いは快調で、それに加えて「なぜ桃はシャミ子に構うのか」「そもそも魔法少女とはどういう存在なのか、桃以外にもいるのか」など、長編としての展開に関わる要素も絡んできた。贔屓目無しでもこのマンガは化けると思う。

 
「ばーどすとらいく!」
侵略設定ほったらかしだと(ていうかSFテイスト抜きだと)、良くも悪くも普通に可愛い4コマなのであった。話の都合とはいえ、この服は友達の誰それに似合いそう、とか気にしているひたきがなんか凄いよ。そのうえそれをプレゼントするという。

クルの頭の羽は、周囲には飾りと認識されているのか。プレゼントの習慣を知らないとはいえ恐ろしく安上がりだな。

 
「フタリグラシィ」
たぶん代原として掲載。あ、「ボドゲde遊ぶよ」の人だ。ああいう企画ものができるならそっちを任せたほうが面白いと思うんだが、作家にできても編集部の手には負えないんだろうなぁもったいない。全く方向性が違う作品なのにヒゲへのこだわりだけは変わっていないのがおかしい。