略してJD

ジョイント・ディグリーの認知度だの何だのを知りたくて「JD」で検索したら「女子大生」を意味するものばかりがヒットした。無関係ではない、むしろ密接なつながりがあるのに何故だろう、ものすごく距離を感じる。
それにしても、「連名学位」という簡潔かつわかりやすい表記があるのに何故に「ジョイント・ディグリー」なんて意味不明で11文字もあるカタカナ言葉を使うのか。長過ぎる、といって「JD」に略せば既に書いたとおり別の意味に取られかねないのだ。
一方、「女子大生」を意味するほうも不思議なものだ。元はといえば「女子高生」と書けない場で符丁として「JK」という語が生まれ、さらに「JC」「JS」が派生したと認識している。だが「JD」はどうか? 「女子大生」はほとんどが18歳以上だから言い換える必要は無いし、実際の話、「JD」は符丁として使われているわけではないだろう。つまり、「JK」という語はいつの間にか日の当たる場所の存在となり、そっちの線から「JD」は派生したと考えられるのである。「JK」という略語にそれほど普及力(なんと言ったらいいんだろう?)があったのかと興味が持たれる。