最近見たTV番組

「這いよれニャル子さんW」
オープニングのデジャヴはあれか、「ルパン三世PART3」だな。爆弾リレー。作り手が意識していないパロというのはこの作品には珍しい。意識しているかもしれない。
 
レッドマン
チャンネルNECOで放映開始。「ウルトラファイト」のほうがまだマシに見えるとか、すげえ作品だなこれ。セットが無いだけでなく、申し訳程度のストーリーも無く、ナレーションも無く、ヒーローと怪獣が黙々とド突き合うだけ。
後番組の「行け!ゴッドマン」「行け!グリーンマン」は見たことがあって、あっちはここまで酷くなかったから、新作になるたびに進歩していったのだろう。
 
あいうら
物憂げな表情で両手を胸の上で合わせている…かと思ったら影絵のカニを作っていたり、その他のキャラも何かしらカニっぽいフィンガーサインを作っていたり、カニが去り際に隣の娘のふとんを直していたり、ときどき海老が紛れてたり、スローで見ても面白いなオープニング。本編は割とどうでもいい。つか、いくらなんでも本編短か過ぎ。
 
未来警察ウラシマン
サブタイトルが名作のもじりで、でもいじり方が中途半端なうえに話の内容と無関係だったり関係があったり、しかも(おそらく)元ネタの無いサブタイトルもあるから落ち着かない。「失われた時を求めて」はそのまんま、「戦利品に手を出すな」(現金に手を出すな)もひねりが無さ過ぎ、「ティファニーで人魚」はちゃんと宝石店が舞台、「愛!ロボットに愛!」は「我はロボット(I,Robot)」原題のもじり……。どなたか熱心なファンが元ネタ一覧とか作っていないだろうか。
 
非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛」
3話まできてやっと虚構内現実(変な言葉だ)の設定が明らかになったか。前作で色々とやり過ぎるとツライねえ。えー、つまりツー将軍がモエモエズキューン同等品を持っていて、その妄想に取り込まれて「五星戦隊アキバレンジャー」が公認戦隊の世界になったけど、その中の妄想世界のバトルで赤木たちが「ダイレンジャー」を強く妄想したためにチャイナレッドはリュウレンジャーになり、「アキバレンジャー」ではなく「五星戦隊ダイレンジャー」があった現実に戻った……って理解でOK? 
 
(視聴者の現実>)現実>ツーの妄想世界>アキバレの妄想世界
 
という二重構造で、ツー将軍の妄想世界に取り込まれている間、赤木たちはそれが現実だと錯誤していたんだよね? うーん、煩雑で分かりにくいなぁ。
 
「ロボカー ポリー」
ロボ形態のまま飛べるヘリーはひょっとして変身する必要ないんじゃないか?
 
「WORKING'!!」
純粋そうに見えてなんという人たらし。お前は本当に小学生か。
 
波打際のむろみさん
この前の「戦勇。」にビッグダイXが出てきたときも思ったんだけど、何の脈絡も無く、何の関係も無く、コアターゲットの嗜好とも合致しないキャラを唐突に投入しても、ギャグとして成立しないと思うんだ。
例えばあれがイルカ型メカだったり、井上和彦が他のキャラでレギュラーだったりしたならそこで納得感が生じたし、あるいは笑い声ひとつのために井上和彦をゲストに投入したなら「そこまでやるか」で脱帽するし、あれが今どきの人気作のキャラだったら視聴者はそこで製作者にシンパシーを感じただろう。でも、どれでもなくただ唐突にメデタインとムテキングが出てくるだけ。何だありゃ。
本編、人魚が水棲哺乳類を激しく毛嫌いする、というネタはいいんだけど ♪クジラは昔 陸にいた んじゃないの? という最初からのツッコミどころがオチでは弱い。
 
「獣電戦隊キョウリュウジャー
イアン「トリ戻そうぜ、トリン」
空蝉丸「イマ イマしめを解く」
……ノッさんばっかりだなこの作品。
空蝉丸は何より、仮面が割れたときに見えたヒゲ剃り跡が気になった。仮面被せられる前にあの状態で、以来伸びてないってことだろうけど。服も綺麗なまんまだし。
ゴールドの「ファイヤー!」に突っ込むほど野暮じゃないが、キングと聞いて「この時代の親方様か」にはオイと思った。こっちは知らんのか、いや知ってるのか。変身変形サウンドはサンバに比べて素直にカッコイイ系ですな。
それにしても、ドゴルドよりもゴールドよりも、あの技を即座に木刀で再現できるソウジの父ちゃんが凄い気がする。
 
ドキドキ!プリキュア
マナは何よりタイムマネジメント能力が超人的ではなかろうか。
数日にわたっての出来事を一気に見せることで、そういう印象を与える演出なんだろうけど、あれ以外に授業も当然まじめに受けていて夕飯の時間には家に帰っていると思うと、いったいどうやって時間を遣り繰りしてるんだろう? と思ってしまう。
「誰かの力になりたくて頑張り続けた」「大切なのは誰かのために何かをしたいという心」と周囲に語られ、本人からは「失敗したり落ち込んだりしている」という吐露があったものの、そもそも何故そこまで人助けに奔走するのかという動機は不明のまま。しばらくは物語の縦糸として引っ張っていくのか、それとも「マナはこういうキャラクター」ってことで押し切るのか?
 
宇宙戦艦ヤマト2199
エンディングの少女は正体が判明したことで、かえって謎が深まってしまった。シュルツの娘が今後どこかで活躍するのか? 今回の劇中の存在感だと、「伝説巨神イデオン」第36話のミア程度なんだが。
ストーリー的にはただ段取りを重ねただけ、個々のキャラの掘り下げも今ひとつだったが、まぁワープとか波動砲の描写が綺麗で、ドンパチも賑やかだったので特に不満はなく。
しかしこう、破壊による爽快感を視聴者に与えるような描写をしていた後で、「やり過ぎだったんじゃないかなあ」とか言われても、言い訳のように響いてしまうなあ。
アナライザーの台詞が「プリズナーNo.6」の台詞のパロなのはいいとして、番号でないなら役職名で呼んでいいんかいというツッコミが脳裏をよぎる。
それと徳川機関長、「知らんのかい!」と二度三度画面に向かって突っ込んだのは私だけではないはずだ。