最近観たTV番組

ジュエルペットハッピネス」
まりえちゃんがかっこよすぎで惚れる。のばらを取り巻きとは見ておらず、実は対等な友情で結ばれている……という微妙な関係を台詞にはせず、ただ行動のみで見せてくれた。正直言うと途中までは、あまりに素直に言うことを聞いているからちょっと違和感があったんだけど、のばらの回想シーンと、その特別な日のことをサラッと言ってのけるところでキャラに筋が通った。見事です。
だから「忘れるも何も、それほど特別な日なら毎年祝っているんじゃないの?」というツッコミはよせ!
 
「獣電戦隊キョウリュウジャー
この期に及んで代替わりとはいえ新戦士が登場、それも子連れの未亡人に漫画家ってちょっと斬新過ぎる。逆算すると、この展開のためにラミレスが居候になったり真也さんが登場したりだったんだなと推察されるけど、全く予想外だった。

後半は「ここは俺に任せて先に行け」パターン×素顔名乗り。しかしみんな妙に強くてあんまり悲壮な感じがしない(苦笑)。そして初登場時からずっと引っ張ってきた空蝉丸対ドゴルドの因縁についに決着。改心して共闘するもそこで力尽き……というありがち過ぎる展開なのにまんまと泣かされてしまった。まったく腹立たしいでござる。そうかい、腹立たしいかい。
 
ハピネスチャージプリキュア!
「サイアーク」と聞いて思い出すのが「ソードマスターヤマト」か「ゴーオンジャー」(ガイアーク)か「ガンバルガー」かで世代がわかる。ていうかちょうど同じ時間にやっていたファミリー劇場の「シンケンジャーvsゴーオンジャー」でガイアークの残党が暴れていたり。

かなり露骨に「ハートキャッチ」を受け継いでいるのが良くも悪くも目につく。10周年ということで、長いことシリーズやっていると戦隊シリーズと同じで「〇年前にやったアレの焼き直し」ができる(やらざるを得ない)のね。それが悪いとは言わないけど、「旧作から受け継いだポイント」と「新奇性を打ち出しているポイント」との按配がおかしいんじゃないのという気はする。めぐみとひめで対照的なコンビというキャラ設計のはずが出会ってみると双方ボケ倒しでテンションに差が無い、というのは新鮮と言えば新鮮だけど、キャラの差別化が出来てないという印象のほうが強い。ここにフォーチュンが加わってトリオでの掛け合いが基本になるならバランスが取れるかもしれないけど。
 
ウィザード・バリスターズ〜弁魔士セシル
ディアボロイドの出番が少ないと、セシルのイヤミのない人物造形と無名の新人(田辺留依)の好演くらいしか好意的に受け止められる要素がないなー。
とりあえず精神鑑定舐めんな。詐病詐病と見破れないなら何のための精神鑑定だよ。話がお粗末なのは覚悟してたが、ここまでゆるゆるだとさすがに付いていけない。魔法廷とか魔禁法とかについては「そういう世界設定だから」でギリギリ諦められるが、現実にもある精神鑑定までそんな調子ではダメだろ。「本当の目的はセシルを覚醒させることだった」、という全く意外でない「意外な真相」もかなりどうでもいい。
 
となりの関くん
話を単調にしないアクセントにはなっているけどウザいというレベルを超えて普通に悪人だよ宇沢くん。TVに出す必要あるかなあ。関くんと横井さんだけの話でも13話分はあると思うんだが。
 
そにアニ
どうにも釈然としないのは、そに子には具体的な目標があるわけでなく(設定はどうか知らんがドラマ上)今のポジションで安定しているのに、記者がなぜか感化されてしまうから。

あとなー、元来が小説家志望だったら取材執筆とかむしろ楽しくできる仕事だと思うぞ。「出版社に就職したけど編集といっても仕事は進行管理と校正ばかり、たまに来る原稿執筆は記事広告かリリース丸写しの提灯記事。そこに久々に取材記事が回ってきてちょっと気分も変わるかも」てな感じじゃないかね実際。あんまりリアルに描いても視聴者に伝わりにくいだろうけど。