最近見たTV番組

「獣電戦隊キョウリュウジャー
♪まだまだ地味っだねっ なんてことはなく実に派手だった戸松遥の顔出し出演。♪ホーロホーロホーロ滅びれば〜 と不穏当な歌をノリノリで歌うステージが凄まじかったが、そのうえ中盤にも出番があるとは(でもノッさんは何故あれがキャンデリラだと気付かなかったんだろう? アイドルガールとは言ってるからステージは見てるんだよなぁ)。
しかし、ウッチーこと空蝉丸のチート能力&いい性格に全部持っていかれた感がある。シリーズ序盤に見せた、お互い変身前のことは知らないという展開のリフレインになっているのも面白い。……いま感想を書くために見返したら、冒頭でトリンが「どうしたんだ空蝉丸、あんな性格の男ではなかったはずだが」と言っていた。そうか、トリンはウッチーのあの性格を知っているんだな。
この作品、前々から変身ダンスが浮き気味になるのが気になっていたが、その点、今回後半のピンクの変身は巧かった。サンバをBGMにして立ち回りを見せて「ファイヤー」で銃撃しつつ変身、というのは今後もやりそう。
 
ドキドキ!プリキュア
王女様は薔薇が好き、という台詞を聞いて、そういや百合は百合で定着してるけど、薔薇はやおいと分化してさらにBLに取って変わられてしまったなぁ、百合と薔薇の差は何だろう? などと考えてしまった。
ストーリーは少々ぞんざいな作り。都合よくローズレディコンテストがあったり、そのうえ都合よく王家の庭にしか咲かないバラが賞品だったり。そこらへんのご都合主義には目をつぶるとしても、指パッチンで薔薇の花を枯らしたのを見てリアクションが「あぁ…」、「どう?」「違うみたい」は無いだろ。お前らちょっと不思議に思えよ!
麗奈はまず、高飛車キャラがレジーナと被ってるのがどうかと思うが、それ以上に不自然なのがありすのブチ切れキャラを知っているということ。ありすは小学生のときのあの一件以来、怒りのスーパーモードは封印していたのでは?
また、初変身回の回想でしか怒りのスーパーモードは描写されていないのだから、メインターゲットである子供には「ありすはブチ切れキャラ」という設定は共通了解事項になっていない気がする。となると、それを前提にしてもドラマとして成立しないんじゃ……。
ジーナはキングジコチューの娘だと判明。自己中といいながら我が子は可愛がりわがままを許している点、「子供は他者か、自己の拡張か」という問題意識で突き詰めると面白いかもしれない。つか、そもそもレジーナが自称しているだけで本当にキングジコチューの娘かどうかは不明だが。
 
宇宙戦艦ヤマト2199
ソイレントグリーン!? かと思ったOMCS(オムシス)で製造される食料の材料の件だが、あれ? 種明かしは無いまま流しちゃった? 補給の必要性が展開のカギとなったエピソードだけに、ほのめかし程度でも触れて欲しかった(おおかた排泄物なんだろうとは思うが)。
ゆきかぜが氷漬けになっていて…というストーリーの肝の部分は、まぁ一度見た話のやり直しなのであまり言うことはなし。アホ毛装備の巨乳ナースという、いかにも商業上の都合で追加されたようなキャラだった原田が、負傷した敵を救おうとプロ意識を見せる描写は印象的だった。アナライザーとのコンビを含め、旧シリーズの森雪からナースとしての役割を分離したキャラなんだなぁと思ったり。あとコスモゼロの発進シーンが地味にカッコイイ。